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三菱重工と東京ガス、1000kW高効率ガスコージェネの新製品を開発
新製品の外観(写真:三菱重工業)[写真拡大]
三菱重工業と東京ガスは28日、発電出力1,000kWのガスコージェネレーションシステムの新製品を共同で開発したと発表した。両社は11月1日から同製品の販売を開始する。
新製品は、従来品の930kWガスコージェネレーションシステムGS16Rをベースに開発したもの。ガスエンジンを従来品の1,500回転/分から1,000回転/分へ低回転化することによって、部品の摩耗速度を低下させてメンテナンスの周期を延長し、メンテナンスコストの低減を実現した。また、シリンダ内をピストンが上下する行程距離(ストローク)を従来品よりも長いストロークとすることなどにより、エンジンを低回転化させながら発電出力を増大させることに成功した。加えて、従来品で使用されていた制御技術をさらに高度化して適用することなどにより、定格出力1,000kWクラスで最高水準の発電効率42.3%、総合効率78.5%を達成した。
このように、新製品では、メンテナンスコストの低減と、発電効率および総合効率の向上により、ランニングコストが低下。導入費用を投資回収するための期間(投資回収期間)を従来品と比較して3年程度短縮することを可能にした。さらに、機器本体の全幅を従来品と比較して500mmコンパクト化している。
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