台湾でバーチャルなタッチスクリーンを実現する眼鏡が開発される

2013年10月29日 06:00

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記事提供元:スラド

danceman 曰く、 台湾の工業技術研究院(ITRI)が、新たなヘッドマウントディスプレイ技術を開発した。ユーザーの目の前の空間にバーチャルなディスプレイを映し出す「DDDRカメラ」技術と、このバーチャルディスプレイをタッチ操作するための「i-Airタッチ」技術だ(本家/.Computer World記事)。

 i-Airタッチ技術は、コンピューターやノートパソコン、ウェアラブルコンピューター、モバイル機器など、あらゆるデバイス向けに開発されている。専用メガネをかけるとバーチャルなタッチスクリーンやマウスがユーザーの目の前の空間に映し出されるそうだ。また、低消費電力で多くのウェアラブルコンピューターで問題となっているバッテリー問題もないという。

 ITRIのGolden Tiao氏によれば、i-Airタッチ技術によるハンズフリーコンピューティングは物理的な入力装置のキーを探したり触ったりする煩わしさからユーザーを解放し、またボイスコマンドよりもセキュリティ性が高いことから、ウェアラブルだけでなくモバイルコンピューティングの分野でも新たな可能性を開くことになると述べている。消費者向けのみならず、内視鏡手術といった医療現場や産業用途でも使用できるだろうとのこと。

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