東芝、ポーランドの液晶テレビ生産拠点を台湾企業に売却

　東芝は28日、映像事業の構造改革の一環として、欧州市場向けの液晶テレビ生産拠点である東芝テレビ中欧社（所在地：ポーランド）を台湾のコンパル社に売却すると発表した。独占禁止法の事前審査手続等を経て、2013年度第4四半期に譲渡を完了する予定。なお、今後も欧州市場向けの製品供給については、新たにコンパル社傘下となる東芝テレビ中欧社への生産委託を通じて行う。

　コンパル社はテレビ生産における東芝のパートナーであり、今後もコンパル社のコスト力のある生産ノウハウと東芝の差異化製品開発力を組み合わせることで、東芝は欧州市場における競争力の強化を図る。

　東芝は、映像事業において構造改革を推進することで、2013年度下期の黒字化を目指す。