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『火の女神チョンイ』最終回 ムン・グニョン&イ・サンユン、切ないロマンスを描き閉幕
MBC月火ドラマ『火の女神チョンイ』が、ムン・グニョンとイ・サンユンの切ないロマンスを描き大詰めの幕を閉じた。[写真拡大]
MBC月火ドラマ『火の女神チョンイ』(脚本:クォン・スンギュ、イ・ソユン、演出:パク・ソンス、チョン・デユン)が、ムン・グニョンとイ・サンユンの切ないロマンスを描き大詰めの幕を閉じた。
昨夜放送された最終話では、チョンイ(ムン・グニョン)が師匠ムン・サスン(ビョン・ヒボン)、イ・ユクド(パク・コニョン)、オ・グッビ(パク・ヒョンスク) ら危機にさらされた分院の人々を守るため、自ら日本へ渡る姿が描かれた。
チョンイは人質として捉えられた人々が解放されるのを確認したあと、ケンゾー(ユン・ソヒョン)について行き、グァンヘ(イ・サンユン)はそんなチョンイを引きとめることが出来なかったが、王になったあとも彼女のことを恋しがる姿を見せ、視聴者を涙させた。
チョンイとグァンヘの切ないロマンスと、終始続いた緊張感あふれるストーリーによって視聴者たちを虜にした『火の女神チョンイ』が、終了とともに残した3点について見てみよう。
1.時には切なく、時には切迫していた主人公たちのロマンス
本作は、子役たちの初々しいロマンスで始まり、その後成長した成人俳優たちによって切ないラブストーリーが描かれ人気を集めた。
特にチョンイのためなら全てを犠牲にする 準備ができているグァンヘと、チョンイがどんな事をしようと最後まで信じ支持してやるテド(キム・ボム)の無条件的愛は、見る者に感動を与えた。
さらに、チョンイだけを見つめるテドに片想いし、チョンイに対する嫉妬心からチョンイを 不幸に陥れようとするファリョン(ソ・ヒョンジン)と、そんな彼女に思いを寄せるユクドもまた視聴者をドキドキさせる恋模様を繰り広げ、好評を受けた。
2. これまでになかった“陶磁器”という素材
本作は、韓国ドラマ史上初の“陶磁器”を扱ったドラマとして、チョンイとユクドの競合と分院内で繰り広げられるストーリーを描き、視聴者の興味を引き出した。
また、華やかな白磁から素朴な味のある器まで、様々な形の磁器を素晴らしい映像美で表現した。
科学と芸術の結晶体である陶磁器を集中的に映し出すことによって、視聴者たちの好奇心を引き出すことに成功したといえるだろう。
3.ドラマをリードする俳優らの力
2008年、ドラマ『風の絵師』で好評を得たムン・グニョンが5年ぶりに時代劇に帰って来たことで多くのファンらを喜ばせた。チョンイが沙器匠の夢を抱きながら見せた不屈の精神と挑戦意識は、興味深いドラマの展開とともに、見る者の情熱を刺激するのに十分だった。
さらに、身分のせいで思うように動けない状況にも関わらず、チョンイのためなら何でもやってあげたいというグァンヘ役を演じたイ・サンユンと、チョンイのためだけに生きるテド役を演じたキム・ボムもまた、女心をしっかりと掴む男らしい姿を披露し、視聴者に感動を与えた。
そして、チョンイに敵対心を抱き“嫉妬の化身”に変化してゆくファリョン役を演じたソ・ヒョンジン、チョンイの強力なライバルだったユクド役を演じたパク・コニョン、事あるごとにグァンヘの邪魔をしたが説得力ある悪役イムヘを演じたイ・グァンス、チョンイの最大の敵であり生みの親であるイ・ガンチョン役を演じたチョン・グァンリョルまで、出演俳優らの素晴らしい演技呼吸がドラマを更に面白いものにしていた。
なお、次週からは新ドラマ『奇皇后』が放送される。(翻訳:宮本りさ)
■『火の女神チョンイ』最終回 ハイライト映像
※この記事は재경일보提供の記事を日本向けに翻訳・編集したものです。
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