ウェアラブルコンピュータが社会規範に受け入れられる日はやって来るか

2013年10月22日 17:45

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記事提供元:スラド

eggy 曰く、 スマートウォッチやGoogle Glassといったウェアラブルコンピューターが普及するようになるといわれているが、これらの普及への最大の障害は「何世紀もかけて確立されてきた社会規範」にあるようだ(本家/.Forbes記事)。

 たとえば、現在では買物中に店内で携帯電話で通話したり、リアルで会話している相手の存在を無視してメールを送ったりすることは失礼だと考えられているが、そもそも20年前はこういった行動は存在しなかった。そのためテクノロジーに合わせて社会規範も変化してきたわけだが、ウェアラブルコンピューターに関しては社会規範は追いつけないのではという危惧がある。

 ウェアラブルコンピューターを試してきた人達の体験談によれば、ウェアラブルコンピューターが行動に与える影響はスマートフォンやタブレットのそれとも違うのだという。実際Google Glassをかけている人達は、エチケットに欠ける行動をとってしまうことから「Glasshole(嫌な奴)」などというあだ名まで付けれてしまっている。Pebbleのスマートウォッチを試した男性は、メールを受信する度に腕時計に視線を落としてしまい、度々時間を確認していると友達に誤解され失礼であると受け取られてしまったと話している。

 携帯電話ならば、ポケットや鞄など目に触れないところに仕舞っておくこともできるが、ウェアラブルコンピューターともなれば身につけている限りは常時目に触れるところにあるというのが問題のようだ。

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