関連記事
2013年のノーベル化学賞は分子構造をシミュレーションするプログラムの基礎を作った3氏が共同受賞
記事提供元:スラド
headless 曰く、 2013年のノーベル化学賞は、複雑な分子構造をコンピューター上でシミュレーションするマルチスケールモデルを開発した米ハーバード大学のMartin Karplus氏と米スタンフォード大学のMichael Levitt氏、米南カリフォルニア大学のArieh Warshel氏が共同受賞した(プレスリリース、時事ドットコムの記事、CNN.co.jpの記事)。
かつて化学者らは球体と棒を使って分子構造モデルを作っていたが、現在ではコンピューター上でシミュレーションされている。3氏は1970年代に化学反応のプロセスを理解し、予測するプログラムの基礎を作った。現実を反映するコンピューターモデルは、化学の進歩に最も重要な役割を果たしたとのこと。
なお、同じ分野で活躍しており、受賞が期待されていた京都大福井謙一記念研究センター・シニアリサーチフェローの諸熊奎治・米エモリー大名誉教授は惜しくも受賞を逃すも、同じ分野の受賞について喜んでいるという(MSN産経ニュース)。
スラッシュドットのコメントを読む | サイエンスセクション | ニュース | サイエンス
関連ストーリー:
2012年ノーベル化学賞は G タンパク質共役受容体の研究について、Robert Lefkowitz 氏と Brian K. Kobilka 氏 2012年10月11日
2011年ノーベル化学賞は準結晶を発見したイスラエルのDaniel Shechtman氏に 2011年10月05日
ノーベル化学賞発表、「革新的な有機結合法を発見した」として日本人2名を含む3名が受賞 2010年10月06日
※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク