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ローソンが増益、富士通が無担保社債を発行、楽天の9月流通総額が大幅伸長、マクドナルドの既存店売上高は3カ月連続のマイナス、エナリスが新規上場=9日の注目銘柄
【10月9日、さくらフィナンシャルニュース=東京】 9日の注目銘柄です。ローソンが増益、富士通が無担保社債を発行、楽天の9月流通総額が大幅伸長、マクドナルドの既存店売上高は3カ月連続のマイナス、エナリスが新規上場。
ローソン(東:2651)が8日に発表した2014年2月期第2四半期の連結決算は、純利益が前年同期比7%増の190億円だった。売上原価が減少したことで増益となった。営業総収入は同微減の2481億円、営業利益は同3%増の356億円、経常利益は同4%増の355億円だった。また、通期業績予想を修正し、営業総収入を前回予想の5160億円から前期比3%増の5030億円に引き下げた。各利益については予想を据え置いた。
富士通(東・名:6702)は8日、第32回/第33回/第34回の無担保社債(社債間限定同順位特約付)を発行すると発表した。調達した資金は2013年10月末までに償還期日が到来する社債(短期社債を含む)償還資金の一部に充当する予定。第32回無担保社債の発行額は300億円(3年期限)、第33回の発行額は350億円(5年期限)、第34回は150億円(7年期限)。利率はそれぞれ、0.267%、0.410%、0.644%となっている。
楽天(東:4755)は8日、同社が運営するインターネットショッピングモール「楽天市場」における9月度の流通総額(速報値)が前年同月比42%増の1426億円だったことを発表した。「楽天スーパーSALE」や「楽天優勝セール」が奏功し、売上が大幅に拡大した。また、楽天市場以外の事業も好調で、楽天トラベルの予約流通総額は同22%増の約500億円(速報値)となった。
日本マクドナルドホールディングス(JQス:2702)が8日に発表した月次IRニュースによると、9月の既存店売上高は3カ月連続のマイナスとなる前年同月比3.4%減だった。既存店客単価は同3.3%増と改善しているものの、既存店客数が同6.5%減と落ち込んだことから、前年同月の水準を下回った。客数については2013年に入って9カ月のうち7カ月がマイナスとなっている。なお、全店売上は2.3%減だった。
電力需要家に対する電力調達・運用コスト削減のためのサービスを展開するエナリス(東マ:6079)が8日、東京証券取引所マザーズに新規上場した。寄り付きから買い気配が続き、公開価格280円の2.3倍となる644円の買い気配のまま初日の取引を終了した。なお、同日発表した2013年12月期の通期業績予想によると、売上高は前期比2倍の102億円、営業利益は同65%増の8億円、経常利益は同72%増の8億円、純利益は同44%増の5億円になる見通し。【了】
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※この記事はSakura Financial Newsより提供を受けて配信しています。
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