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大阪ガス、英国で水道事業に参画 住友商事と共同で展開
大阪ガスは9月30日、英国で水道事業に参画すると発表した。
今回大阪ガスと住友商事は、住友商事が株式100パーセントを保有する英国の水道事業会社Sutton and East Surrey Water plc(以下SESW)の持株会社であるSummit Water UK Limitedの株式の50パーセントを、大阪ガスの英国子会社である大阪ガスUK社が取得することについて合意し、株式売買契約に調印した。これにより、大阪ガスグループは日本の都市ガス事業者で初めて、海外での水道事業に参画する。
SESWは1862年に設立、1989年に民営化された水道事業会社で、ロンドン南東部地域の約28万件(約67万人)に対して上水を供給している。また、SESWは浄水場や管路などの事業資産の維持管理、設備投資、水道料金の設定、課金・徴収まで一貫した上水道事業を行っている。
大阪ガスと住友商事は今回の案件を通じて事業パートナーとなることで、大阪ガスが都市ガス事業で培った顧客サービスや維持管理などのノウハウと、住友商事が持つ豊富な上下水処理事業経験を融合させて事業基盤を強化することにより、SESWの更なる企業価値向上を目指す。
また、同案件を契機として、大阪ガスは水ビジネスを環境・非エネルギー事業の新たな分野と位置づけ、事業領域の拡大を図る。一方、住友商事は、米州、中東、中国、アジアなどで実績を積んできた上下水処理および海水淡水化などのBOOT(Build-Own-Operate-Transfer)/BOO(Build-Own-Operate)事業に加え、大きな成長が見込まれる水道コンセッション事業への参画を拡大し、よりグローバルで包括的な水ビジネスの展開を図る。
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