三井物産がブラジルの貨物輸送事業に出資、東燃ゼネラルが三井石油買収との報道にコメント、野村不動産などが国内最大級のタワーレジデンスを建設、トヨタがアルゼンチンの生産能力を増強、東芝が中間配当予想を発表=20日の注目銘柄

【9月20日、さくらフィナンシャルニュース=東京】 20日の注目銘柄です。三井物産がブラジルの貨物輸送事業に出資、東燃ゼネラルが三井石油買収との報道にコメント、野村不動産などが国内最大級のタワーレジデンスを建設、トヨタがアルゼンチンの生産能力を増強、東芝が中間配当予想を発表。

　三井物産(東・名・札・福:8031)は19日、総合資源会社であるVale(本社:ブラジル リオデジャネイロ州)がブラジルで運営する一般貨物輸送事業に、三菱物産が出資することでValeと合意したと発表した。三井物産は、Valeの100%子会社で本輸送事業を運営するVLIの株式20%を取得するほか、総額で15.09億ブラジルレアル(約660億円)を出資する。

　東燃ゼネラル石油(東:5012)は19日、三井物産(東・名・札・福:8031)子会社の三井石油を買収する方針と一部で報じられたことを受け、「当社の発表に基づくものではありません」との声明を発表した。19日付の日本経済新聞などが報じた。同紙では、「石油元売り4位の東燃ゼネラル石油は2014年中に同7位の三井石油を買収する方針を固めた」などと報じていた。

　鹿島建設(東・大・名:1812)、三井不動産(東:8801)グループの三井不動産レジデンシャル、三菱地所(東:8802)グループの三菱地所レジデンス、住友商事(東・名・福:8053)、野村不動産HD(東:3231)グループの野村不動産の5社は19日、国内最大級の複合大規模タワーレジデンス『KACHIDOKI THE TOWER』を建設すると発表した。9月21日より物件情報を公開する。

　トヨタ(東・名・札・福:7203)は19日、アルゼンチンの車両販売・生産会社アルゼンチントヨタの生産能力を増強すると発表した。生産能力を増強するのは、ブエノスアイレス州のサラテ市にある工場。約170億円を投じて現在の年間 9.2万台から2015年末に14万台へ増強する。増強後の輸出台数は約11万台に拡大する。

　東芝(東・名:6502)は19日、これまで未定としていた中間配当予想を、前期と同額の1株あたり4円と発表した。なお、期末配当については、現時点では未定としている。【了】

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