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NY金:反発で1386.5ドル、雇用統計後に急伸も積極的な買いの動きに欠ける
記事提供元:フィスコ
*07:13JST NY金:反発で1386.5ドル、雇用統計後に急伸も積極的な買いの動きに欠ける
NY金は反発(COMEX金12月限終値:1386.5 ↑13.5)。6日朝方には1358.8ドルまで下落。8月の雇用統計後に35ドル程急伸したが、通常取引開始直後に1393.6ドルまで上昇した後は積極的な買いの動きに欠けた。
縮小開始へのシグナルとしては、投票権を持つシカゴ連銀のエヴァンス総裁が、朝方(東部時間8:00から)に縮小は「恐らく年内に始まる」と前回同様の発言をしたが、同時に「縮小開始前に第3四半期の成長とインフレ加速を確認したい」と発言。9月開始を踏まえた前回の発言からはいくらかトーンダウンしたようにも見える。なお、同氏は「購入は14年半ばに終了」するとも発言、遅くて12月に開始すると捉えれば、縮小から半年で終了にまで持ち込むシナリオを想定しているもよう。8月の雇用統計では市場のコンセンサスの18万人や一部で囁かれていた20万人以上の増加に届かず、16.9万に留まったなか、「自身の予想よりも良くなかった」とし、「縮小開始が今月であるか以降であるかは特に大きな問題ではない」との見解を示している。
一方で、市場では依然として9月縮小開始を見込む声が多い。ムーディーズは8月雇用統計が、小規模の9月縮小を示唆しているとし、ゴールドマン・サックスのハッツイアス氏も17-18日の連邦公開市場委員会後に縮小が発表されるとのシナリオを防ぐほどに弱い数字ではないが、縮小規模は少額になるだろう、としている。《KO》
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