NY金:続落で1373.0ドル、買い控え継続で一時1364.6ドルまで下落

2013年9月6日 07:02

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記事提供元:フィスコ


*07:02JST NY金:続落で1373.0ドル、買い控え継続で一時1364.6ドルまで下落

NY金は続落(COMEX金12月限終値:1373.0 ↓17.0)。8月23日から28日の4営業日で最大70ドル近く上昇している中で先の28日に1434ドルまで上昇した後は失速。週末2日はサポートのある1367ドル付近で下げ止まり、1367.8ドルまで下落した後は下げ幅を縮小していたが、4日からの買い控え継続で5日は1364.7ドルまで下落した。

ISM非製造業総合景況指数では、2005年以来の高水準になり、雇用部門は前月の53.2から57にまで改善。なお、3日に発表されたISM製造業では11年6月以来の高水準になっていたが、同指数の雇用は53.3で前月の54.4から低下していた。6日発表の8月雇用統計において、非農業部門雇用者数が現在の市場のコンセンサスの18万人増加や、20万人に近い水準に上昇すれば(前月はプラス16.2万)9月縮小開始への憶測を強めることになる。

4日午後に、サンフランシスコ連銀のウィリアムス総裁は、「年内の縮小開始を支持」と以前からの姿勢を維持しているもののシリアでの現状に関して「今後の金融政策への考慮の材料になる」と述べている。なお、ロシアによるとオバマ大統領は「G20に緩和政策は徐々に引き締められると発言した」もよう。《KO》

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