早期警戒機 増強の必要を強調 防衛相

2013年9月5日 12:06

印刷

記事提供元:エコノミックニュース

 小野寺五典防衛大臣はE-2C早期警戒機に搭乗して後の記者会見で「警戒監視のため、このような装備の増強が必要」と機数を増やし、警戒監視能力を強化させるとともに「航空自衛隊三沢基地(青森県)の警戒監視部隊の一部を独立させ、那覇の方に部隊として設置したい」考えを改めて語った。

 小野寺防衛大臣は新年度予算を必要な予算を入れているとし、早期警戒機については「来年度にわたって、しっかり調査をし、具体的な導入についての検討を27年度を含めて考える」とした。

 一方、航空自衛隊三沢基地について、北朝鮮がミサイル発射への動きを示した際、標的のひとつに名をあげていたことに関連して、記者団からミサイル防衛についての考えを聞かれた小野寺防衛大臣は「北朝鮮の脅威は引き続き大変緊張感を持って対応しなければいけない」とした。

 そのうえで「北朝鮮は様々な意図を持ってミサイル開発を進めていると思っている。今回、具体的に日本の地名が挙がったということで、なお一層の警戒監視が重要だと思っており、装備の充実にも努力をしていきたい」とした。

 小野寺防衛大臣は「何が一番、警戒監視やミサイル防衛に有益かということを、今、省内で検討している」とし「具体的装備名まであげるところにきていないが、しっかりした態勢をつくる」と述べた。(編集担当:森高龍二)

■関連記事
集団的自衛権行使できない支障例あげる 防衛相
普天間飛行場にオスプレイ 夏に第2次配備
邦人保護 不測事態で武器使用研究も 防衛相

※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。

関連記事