JFEエンジ、横浜港で日本最大のコンテナクレーンを受注 免震装置を搭載

2013年8月26日 13:58

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2011年10月に受注した本牧ふ頭D-4号バース向けコンテナクレーン(現在、津製作所にて製作中)(写真:JFEエンジニアリング)

2011年10月に受注した本牧ふ頭D-4号バース向けコンテナクレーン(現在、津製作所にて製作中)(写真:JFEエンジニアリング)[写真拡大]

 JFEエンジニアリングは26日、横浜港埠頭株式会社(本社:神奈川県横浜市)より、南本牧埠頭MC-3号バース向けのコンテナクレーンを受注したと発表した。

 横浜港は、海外の主要港湾に対する競争力向上を図るべく「国際コンテナ戦略港湾」に位置付けられており、コンテナ船の大型化への対応など能力増強が急ピッチで進められている。現在その一環として、南本牧埠頭に世界最大級のコンテナ船が接岸できるバースを整備しており、MC-3号バースには4基のコンテナクレーンが設置される。

 今回JFEエンジニアリングが受注したコンテナクレーンは、国内で初めてオンデッキ24列9段積みのコンテナ船に対応できる日本最大のコンテナクレーンとなる。また、関東大震災クラスの地震にも耐える免震性能を有している。

 JFEエンジニアリングは、免震装置などの設計力や津製作所の製造能力において高い評価を獲得し、今回の受注に至った。横浜港においては、2011年度に受注し、現在製作中の本牧埠頭D-4号バースのコンテナクレーン3基(オンデッキ20列9段積みコンテナ船に対応)に続いての受注となった。

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