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東京電力、岩崎電気など/本日の注目個別銘柄
<9501> 東京電力 508 -265日続落。本日も下げが目立つ状況となっている。汚染水の漏洩、海洋流出の可能性など、足元では相次ぐトラブルの表面化が売り材料視されてきている。本日は新たにタンク2基で高い放射線量を計測とも伝わっており、追加の悪材料につながる格好。先行き懸念から短期資金の見切り売りが一段と加速化する状況のようだ。
<7733> オリンパス 2897 +86買い先行。みずほ証券では投資判断「買い」でカバレッジを再開、目標株価は3700円としている。低侵襲治療の拡大、新たな手技の創出、新興国の医療インフラの整備などを背景に、内視鏡を中心とした医療事業の安定成長が予想されると評価へ。前日には申告漏れ報道が伝わって一時乱高下したが、モルガン・スタンレー(MS)では、報道内容は既に第1四半期に処理済の内容で業績への影響も限定的、過剰反応は不要と指摘している。
<4229> 群栄化学工業 550 +43急伸。国内における3Dプリンターの開発進展に向けて、経産省ではさまざまな分野のメーカーなどが参加する開発プロジェクトを開始、来年度予算案の概算要求に必要経費を盛り込む方針と一部で伝わっている。こうした方向性は定まりつつあったとみられるが、短期資金の手掛かり材料難の中で、格好の物色材料と捉えられる状況へ。同社のほか、MUTOH<7999>、ローランドDG<6789>など買い優勢に。
<7261> マツダ 404 +14買い先行。為替相場で円安が進行、ドル・円相場は99円に迫る水準となってきており、自動車セクター内でも円安メリットが大きいとされる同社には見直しの動きが強まる流れに。また、足元では、アジアの新興国向けのウェイトが高い自動車株に警戒感が強まってきていたが、欧米の構成比が高い同社に関しても、それらに引きずられる動きとなっていた印象であり、反動も期待される状況とみられる。
<3656> KLab 1002 +150ストップ高。米スマホ向けゲーム大手のカバムと業務提携、9月からカバムの事業基盤を活用して欧米でスマホ向けゲームアプリを配信すると報じられている。とりわけ、市場が急速に立ち上がっている欧州向けなどでの業容拡大につながるとの期待が先行と捉えられる。直近で株価の調整が進んでいたことから、格好のリバウンド材料へとつながっているようだ。
<8425> 興銀リース 2608 -295大幅安。公募増資の実施、並びに、自己株式の売出を発表している。株式価値の希薄化、需給懸念などが強まる格好になっている。公募増資500万株、自己株式売出65万株、オーバーアロットメントによる売出80万株を計画、トータルの株式数は、自己株式を除いた発行済み株式数の17.8%に当たる水準となる。調達資金の使途としては、借入金の返済に充当する予定のようだ。
<6363> 酉島製 999 +60大幅反発。安倍首相が今週末から中東など4カ国を訪問する予定となっている。中東諸国へのインフラ輸出に対する期待感が高まる状況のようだ。同地域向けには「水」関連分野のビジネス拡大が期待されており、関連銘柄の中でも中近東向けのウェイトが高い同社には関心が集まりやすいようだ。
<3715> ドワンゴ 348500 +1000買い先行。1:200の株式分割、並びに、売買単位を1株から100株にすると発表している。実質的に最低売買単価が半分になることで、投資家層の拡大、流動性の向上などが期待できるとの見方につながっている。株価の調整が進んでいたことで、押し目買いなども入りやすい状況のようだ。ただ、朝方の買い一巡後は伸び悩み、実施的な株式価値は変化しないこともあって、戻り売りが優勢に。
<6924> 岩崎電気 196 +13賑わう。いちよしでは、映像用など光応用事業の不振で業績予想を下方修正しているものの、LED道路灯の発注本格化で、下期から業績回復との見方は不変と指摘しているようだ。五輪招致の場合の需要拡大可能性など、屋外用LED照明の潜在需要は大きいと期待している。
<6113> アマダ 769 +39強い動き。上半期営業利益は前年同期比2.5倍の45億円となり、従来予想を10億円上回る見通しとの観測報道が伝わっている。北米向けの売上拡大が背景となるもようだ。通期業績も上方修正される公算が大きいと。上半期は市場予想も上回るレベルであるとみられる。工作機械業界では牧野フライス<6135>などの強い動きも目立つ。《FA》
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