NY原油:続落で103.85ドル、米資産購入縮小観測の強まりで売りが継続

2013年8月22日 07:02

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記事提供元:フィスコ


*07:02JST NY原油:続落で103.85ドル、米資産購入縮小観測の強まりで売りが継続

NY原油は続落(NYMEX原油10月限終値:103.85 ↓1.26)。米連邦準備制度理事会(FRB)が公表した米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録で、メンバーが資産購入縮小の支持を表明したため売りが続いた。106.26-107.95ドルの取引レンジの下限を20日に下抜けると21日には104.35ドルまで下落、午後に103.5ドルまで下落した。ブレントも下落しているが、ウエスト・テキサス・インターミディエイト(WTI)程ではなく、スプレッドは6ドル程にまで拡大。6月末以来で最大となった。

7月からエジプト発の地政学的リスクへの注目が高まっていたが、内戦が続くシリアにおいて、化学兵器が使用されたことへの注目度も依然として高い。欧州でもシリア政府は化学兵器を使用している、との糾弾が見られる。欧州連合は「シリアにおいて化学兵器が使用されているか、早急かつ詳細な調査を行う必要がある」との声明を発表。米政府はシリア政府に調査の受け入れを速やかに行うよう勧告した。《KO》

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