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ソフトバンク、澁谷工業など/本日の注目個別銘柄
<9984> ソフトバンク 6370 +380買い優勢。週末の海外報道においては、次世代iPhoneが9月10日のイベントで発表されると報じられている。これを受けて、米アップルの株価は前日に3%強の上昇となっている。前日は動意薄であったが、本日はアップル関連としての高い位置づけなどに関心が向かう状況のようだ。また、指数との連動性も高まっているなか、全体相場の地合い改善も支援材料に。
<8515> アイフル 975 +74反発。本日決算発表を予定しているが、オリコ<8585>などが好決算を発表していたこともあって、期待感などが先行する状況とみられる。買い戻しの動きなどが優勢の展開に。前日急落したマザーズ指数が反発するなど、個人投資家のマインド改善傾向なども支援になっている。なお、会社計画は公表されていないが、前期営業利益147億円に対して、四季報では200億円を予想している。
<7270> 富士重 2425 +129買い優勢。ドル・円相場が97円台にまで上昇、為替の円安を好感して自動車株には見直しの動きが強まる格好にも。同社に関しては、クレディ・スイス(CS)が投資判断「アウトパフォーム」継続で目標株価を2870円から3000円にまで引き上げ。今期営業利益は会社計画1980億円に対して2856億円予想を継続、円安や出荷台数の上振れ、ミックス改善などを主因に過去最高益を更新すると予想している。投資妙味が増した今こそ押し目買いのタイミングと捉えている。
<2229> カルビー 9840 +710大幅高。大和では投資判断を「2」から「1」に格上げ、目標株価は12400円としている。第1四半期決算はポジティブサプライズ、海外事業も順調に拡大する格好に。中長期的に営業利益率上昇を伴った業績拡大余地が大きいこと、毎期の大幅増配が可能な点などから、食品平均以上のプレミアムがあっても良いと判断しているようだ。
<8729> ソニーFH 1703 +47買い先行。前日には第1四半期の決算を発表している。経常利益は170億円で前年同期比10%増益、先に速報値が発表されているため、特にインパクトは大きくないとみられる。一方、期末の配当金は従来の25円から30円に引き上げ、ポジティブに受け止められている。クレディ・スイス(CS)では、ソルベンシー比率も着実に上昇など資本が積み上がっており、更なる株主還元への期待が高まるとも指摘。また、JPモルガン(JPM)では目標株価を2400円まで引き上げ。
<6920> レーザーテック 992 -131急落。前日に前6月期の決算を発表、前期営業利益は21.5億円で前期比30%減益、従来計画線上での着地となったものの、4-6月期は営業赤字に転落する格好に。今期見通しは22.5億円で同5%増益としているが、市場予想は30億円程度であったとみられ、想定以上の下振れとなっている。
<4914> 高砂香料 533 +41急伸。前日に発表した第1四半期の決算内容がポジティブなインパクトに。営業利益は前年同期比34%増益の27.6億円、通期予想は従来の28億円から50億円にまで上方修正している。為替円安の影響などが上振れの要因に。なお、上半期予想は今回始めて公表、43億円で同13%増益となっており、通期予想は依然として保守的との見方にも。
<6340> 澁谷工業 1480 +300ストップ高。8月9日の取引時間中に決算を発表、その後の株価は水準訂正の動きを強めている。前期営業利益が前期比3.2倍となったほか、今期も40%増益と大幅増益継続見通しとなっている。さらに、好決算で関心が集まる中、3Dプリンター関連の一角としても位置づけを高めているようだ。同社は製薬設備システムの中で、3次元細胞積層システムなどを手掛けている。
<5726> 大阪チタニウム 1885 -89さえない。チタン大手は今年度4割減産と報じられている。競合するスクラップ原料に需要が流れているほか、電力料金の引き上げで競争力が低下しているもよう。当面は厳しい状況が継続しそうともされている。業績回復期待などの低下につながる格好で、同社のほか、東邦チタニウム<5727>なども売り優勢の展開に。
<9697> カプコン 1717 +63買い優勢。ゴールドマン・サックス(GS)ではゲームセクター6社のカバレッジを開始、バンダイナムコ<7832>とともに同社もトップピックと位置づけている。目標株価は2200円と設定している。日本でも有数のコア・ゲーマー向けのIPと、コア向けの開発人員を豊富に持つゲーム会社であり、最も得意とする家庭用ゲーム、PCゲームは、ホームスクリーンのオンライン化によるユーザー上位集中の恩恵を受けると判断しているもよう。《FA》
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