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嘘の効能で高額健食販売の会社に業務停止命令
東京都はがんの予防効果があるなどと嘘の効能効果をうたい、高額な健康食品を販売していた神奈川県内の健康食品販売会社「ありがとうひろば」を7日から11月6日まで訪問販売業務の一部行為を停止する業務停止命令を下した。契約締結の勧誘や申込み受付、契約締結はこの期間できない。
都によると同社の販売手口の特徴として(1)都内各地を短期移動し健康食品の販売会を開催。入場料100円を徴収するものの、参加者に無料で食料品を配るため高齢者を中心に口コミで客が集まり(2)販売会では最初に健康や病気の話をし、不安をあおって、その予防に必要な健康食品として『きのこ源』『鮫軟骨』等、販売商品を提示。これはがんに効く、がんが治った人がいると嘘の効能効果をうたって売り込む。最後に購入申込みを受け、支払い後、後日商品を渡す(3)商品購入した消費者には商品券100万~300万円を購入して、ありがとうひろばのVIP会員になると会員値引きや入場料無料の特典があって得と勧め、多額の商品券を現金購入させるが、販売会では値引き額を商品券で買うより現金で買う方を多くし、消費者に現金で買わないと損をすると思わせて現金購入させる。消費者はいつまでも使えずに残る商品券の返金を求めるが事業者から返金されない、と紹介している。
都によると高齢者が使った費用は平均556万円。最高齢は94歳で最大4000万円を使っていた高齢者もいた。
都では「健康食品は薬ではない。がんに効く、病気が治るという効能はない。食品だから安全と説明され一度に大量摂取して健康を害する場合もあるので気をつけるよう」呼びかけるとともに「商品券は利用できる場所や有効期限等使用にあたって制約のあるものもあり、一定の場合を除き原則として払戻しができない。多額の商品券を購入する際は十分に注意を」と警鐘している。「周囲の方が話を聞いておかしいと思ったら、最寄りの消費生活センターに相談を」と被害が拡大しないよう呼びかけている。(編集担当:森高龍二)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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