ホンダ、新興国市場向け新型汎用エンジンを開発

2013年8月6日 13:52

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GP160H(写真:ホンダ)

GP160H(写真:ホンダ)[写真拡大]

  • 水ポンプWL30XH(写真:ホンダ)

 ホンダは6日、新興国で大きな販売シェアを占めるライトユース・低価格エンジン市場に向けた、4ストローク汎用エンジン「GP」シリーズの2モデル(GP160H、GP200H)を新開発し、中国の汎用製品生産・販売拠点である嘉陵本田発動機有限公司(本社:重慶市)で生産を開始するとともに、新型エンジンを搭載した水ポンプを、今秋より中国国内およびアジアを中心とした新興国に向けて販売開始すると発表した。

 新型GPエンジンは、ホンダ汎用エンジンの特長である高い信頼性、高品質とコンパクト設計による広範な搭載互換性を継承しながら、新興国の水ポンプや発電機といった連続使用時間が比較的短く、軽負荷で使用される製品への搭載を前提に開発された。このGPエンジンを新興国にとって不可欠な農業機械であり需要の高い水ポンプへ搭載することで、現在中国メーカーの商品が主流である安価な新興国ライトユース商品市場での販売拡大を目指す。

 ホンダとして初めて新興国向けに開発したGPシリーズの投入により、新興国における約970万台の4ストロークガソリン汎用エンジン市場の大半を占めるライトユースエンジン市場においていっそうの販売拡大を図り、創業以来の事業の想いである「役立つ喜び」を世界中で拡大していく。

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