明光ネット Research Memo(8):生徒獲得に向けネットやモバイルなど広域的な活動に注力

2013年7月29日 16:38

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記事提供元:フィスコ


*16:38JST 明光ネット Research Memo(8):生徒獲得に向けネットやモバイルなど広域的な活動に注力
■決算動向

明光ネットワークジャパン<4668>の事業セグメント別の計画は表の通りで、売上高に関しては明光義塾事業が計画をやや下回る可能性があるが、予備校事業、その他事業は生徒数が順調に増加していることから、ほぼ計画通りとなる見通し。一方、営業利益に関しては経費の抑制などを進めることで、各事業部門ともに計画の達成も可能とみられる。

明光義塾直営事業では今期より「新たな教育サービスの提供」を実現するため、小学生向けに新学習コースを試験的に導入したほか、高校生向けではICT(情報通信技術)を活用した映像授業の提供を開始。多様なニーズに対応すべくサービスメニューの拡充に取り組んでいる。また、「明光義塾統一テスト」による成績管理及びデータ分析による成功要因の明確化や、「明光式!自立学習」に基づく的確な学習指導の充実を進めるなど、サービス面での強化も図っている。

一方で、生徒獲得に向けてのプロモーション活動として、テレビCMや新聞の折り込みチラシなどに加えて、インターネットやモバイルを活用した広域的な生徒募集活動にも注力している。明光義塾の保護者向けコミュニティサイト「メイコミュ」を新たに立ち上げ、保護者との意思疎通を図ることで、教育サービスの品質に対する維持向上にも取り組んでいる。

予備校事業においては、全寮制校舎を三鷹校に集約したほか、現役指導館も本部ビルに移転するなどの取り組みによって、年間40百万円の固定費削減を見込んでいる。2013年8月期は4-8月の5ヵ月間の寄与(約17百万円の増益要因)になるが、増収効果も相まってセグメント売上高は600百万円、営業損益は2期ぶりの黒字転換が見込まれる。昨今、医学部人気が高まるなかで、専門予備校として経験豊富な講師陣による高い教育ノウハウと充実したサポート体制を持つ同社は、今後も生徒数の増加により収益拡大が続く見通しだ。

その他事業に関して、ユーデックにおいては学内予備校事業の首都圏での展開を2013年4月より開始するなど、一段の成長に向けた事業展開を進めている。また、明光サッカースクールでは直営校の拡大を進めるため、フットサルコートの確保を先行して進めていく。早稲田アカデミー個別進学館においては、2013年春に難関校への合格実績が出始めたことで生徒数も順調に増えており、今後はFC展開を推進していく方針だ。

明光キッズではこれまで1教室で基本オペレーションの確立を進めてきたが、生徒数が増加し、収益化の目処がたったことで、2014年8月期に新たに1教室の開校を予定している。未来キッズクラブにおいては、アブラカドゥードルアートスタジオと英語スタジオの複合事業モデルを構築中で、現在は基本オペレーションの確立段階にある。4月にはカルチャースクール「銀座おとな塾」においてアートスタジオを新たに開講するなど、需要のあるエリアでスポット的にスタジオを展開していくことも考えている。

ほかに、明光サッカースクールや早稲田アカデミー個別進学館などが順調に成長してきており、2014年8月期以降の本格的な収益貢献が期待される。また、明光キッズや未来キッズクラブにおいては生徒の対象年齢が重なっていることもあり、2013年7月より両事業を併合している。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤譲)《NT》

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