明治、牛乳等の出荷価格を1～4%引き上げ　10月1日から

　明治は23日、2013年10月1日より牛乳等のメーカー出荷価格を改定し、1～4%程度引き上げると発表した。対象商品は「明治おいしい牛乳（1000ml）」など計16品。

　現在、海外穀物相場の高騰等により輸入飼料価格が大幅に上昇し、国内生乳生産者の経営を圧迫している。こうした中、先般、酪農の生産基盤の強化を図ることを目的に、2013年10月から飲用向け生乳取引価格を昨年度対比で1kgあたり5円引き上げることで生産者団体と合意。また、円安により包装材料価格が上昇し、エネルギーコストなども高止まりしているという。

　明治では、これまで物流の合理化、製造コストの低減など様々な対策を講じ、コスト吸収に努めてきたが、今回の飲用向け生乳取引価格引き上げによるコストアップは企業の自助努力だけでは吸収できない水準であるため、対象商品について価格改定を実施することとなった。