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東京電力、イーグル工業など/本日の注目個別銘柄
<9501> 東京電力 703 -23買い先行後は伸び悩む。参院選での政権与党圧勝を受けて、今後の原発再稼働に対する期待感は高まる方向となるが、想定どおりの流れでもあるため、短期的な材料出尽し感などが先行する展開とみられる。同社のほか、電力株は総じて売りが先行する格好になっている。
<8035> 東京エレクトロン 4620 -170さえない。4-6月期の営業損益が90億円前後の赤字になったもようとの観測報道が伝わっている。市場コンセンサスは50億円程度の赤字であり、やや下回る水準とはなっているようだ。足元では受注が回復、今後も本格化する見通しのため、通期予想は据置の公算とされているが、市場予想は会社計画を上回る水準のため、足元での収益水準の低下を嫌気する動きが優勢に。
<6367> ダイキン 4475 -105さえない動き。気象庁が発表した1ヶ月(7月20日から8月19日)予報では、北日本、東・西日本では期間の前半は例年に比べ晴れの日が少ないとされている。また、特に注意する事項として北日本太平洋側では、期間の前半は気温がかなり低くなる可能性などともされている。猛暑への期待感が先行していただけに、失望感が先行する流れにもなっているようだ。
<4612> 日本ペイント 1318 +82買い優勢。先週末に業績予想の上方修正を発表している。営業利益は上半期が130億円から160億円に、通期が270億円から300億円に増額修正へ。国内での売上好調、原価低減活動の奏効などが背景となっているようだ。メリルリンチ(ML)では、上方修正幅は想定以上でポジティブサプライズとの評価。目標株価は1300円から1500円に引き上げている。
<5423> 東京製鐵 482 +12買い先行。先週末に第1四半期の決算を発表、営業損益は6.1億円の黒字となった。前年同期比では67億円超の収益改善となっている。第1四半期の市場コンセンサスは赤字であったほか、会社側の上半期計画は収支トントンであることから、想定以上の収益改善との評価になっている。第1四半期営業損益は8期ぶりの黒字転換、通期でも5期ぶりの黒字転換の確度が高まってきたとの見方。
<3941> レンゴー 513 -30下げ目立つ。三菱UFJでは紙パセクターの投資判断を「オーバーウェイト」から「ニュートラル」に格下げ、需給面での懸念と業界慣行の変化から、更なる値上げにおいて過度な期待はできないと判断している。とりわけ、段ボールに関しては、今期はスプレッド悪化で減益幅が更に拡大することをマーケットではまだ織り込んでいないとし、段ボール事業の比率が高い同社は「ニュートラル」から「アンダーパフォーム」に格下げへ。
<8263> ダイエー 354 +11買い先行。公取委では、イオン<8267>による同社のTOBを承認すると発表、イオンは7月中にもTOBを開始する見通しと伝わっている。イオン主導による業績再建の進展期待が改めて高まる状況のようだ。なお、イオンでは3月27日にTOB実施を発表しているが、TOB価格は270円とされている。
<6486> イーグル工業 1477 +134大幅高。先週末に発表した業績上方修正がポジティブなインパクトにつながる。上半期営業利益は従来予想の34億円から46億円に、通期では90億円から96億円に上方修正へ。円安効果による採算の改善などが業績上振れの背景に。株価は2007年以来の高値水準にもあり、需給妙味なども支援材料につながっている。
<6967> 新光電工 1056 -60下げ目立つ。引き続き、インテルの決算内容を嫌気する動きが、関連銘柄としての位置づけが高い同社などにも波及する格好のようだ。また、クレディ・スイス(CS)では、下期の調整リスクは高まっているとも指摘している。円安進行で第1四半期は会社計画を大幅超過の見通しだが、その後はFCパッケージの調整リスクの可能性が高く、第1四半期決算後の利食い売りを推奨としている。
<8586> 日立キャピタル 2440 +118強い動きに。ドイツ証券では投資判断を新規に「バイ」、目標株価を2800円としている。税前利益の40-50%を占める海外事業の更なる成長期待、国内の金融・財政政策がリース需要を高める可能性、コスト削減余地の大きさなどを評価材料としている。今期営業利益は会社計画274億円に対して306億円を予想しているようだ。
<6506> 安川電機 1221 -49さえない。クレディ・スイス(CS)では投資判断を「アウトパフォーム」から「ニュートラル」に格下げ、目標株価も1800円から1600円に引き下げている。上半期決算時における通期業績上方修正期待などは株価に織り込み済み、株価の割安感が乏しいなか、今後は中国におけるサーボモーターの月次受注も調整局面を迎えてくるとの指摘。《FA》
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