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アドテスト、任天堂など/本日の注目個別銘柄
<6753> シャープ 467 +4買い先行。LIXIL<5938>とマキタ<6586>に対する出資要請、並びに、公募増資の実施を検討と報じられている。LIXILとマキタにはそれぞれ100億円規模の第3者割当増資を実施、デンソーなども候補に入っているもよう。一方、公募増資の規模は1000億円を超える可能性もあるとされている。公募増資実施の可能性は十分に織り込まれていたとみられ、割当増資により事業面での相乗効果を追求する動きなどを評価する流れにも。
<6752> パナソニック 879 -1相対的に底堅い動き。ドイツ証券では投資判断を「ホールド」から「バイ」に、目標株価を700円から1000円に引き上げている。不採算事業の収益改善の道筋が見え、16.3期営業利益3500億円、FCF6000億円の達成確度が高まったことを評価材料視。また、資金調達や更なる減損リスクなどは大きく後退しているとも指摘へ。
<6857> アドテスト 1529 -115軟調。野村では投資判断を「バイ」から「ニュートラル」に格下げしている。後工程装置の受注には一服感、下半期以降の経営環境には不透明感が漂っており、これ以上は業績予想や目標株価を大幅に引き上げるような業績ドライバも見当たらないとの見解。7-9月期以降は前工程のモメンタムが後工程を凌駕する見通しと。
<6506> 安川電機 1270 -66伸び悩む。前日には第1四半期の決算を発表している。営業利益は63.6億円で前年同期比2.9倍となり、上半期は85億円から125億円にまで上方修正へ。第1四半期実績は会社計画、市場コンセンサスなどを上回る水準となっている。ただ、会社側ではパワコンを含めたモーションコントロールの受注の先行き見通しに対して慎重な姿勢を示しており、好決算発表が短期的な出尽くし感にもつながる状況のようだ。今後の受注モメンタムの鈍化を警戒する動きにも。
<4005> 住友化学 337 -13さえない。サウジのペトロ・ラービグが4-6月期の決算を発表。当期損益は237百万サウジアラビアリアルの損失となり、第1四半期に続き2期連続の損失となっている。損失幅は想定以上と見られ、同社の持分法投資損益の損失幅も想定を上回る見通しに。エタンクラッカーのメンテナンスによるコスト負担増、交通渋滞による出荷数量の落ち込みなどが背景とみられているようだ。
<7974> 任天堂 13510 +460買い優勢。中国が家庭用ゲーム機とソフトの輸入販売を解禁すると報じられている。巨大な潜在市場が開放されることで、同社やソニーなどにはメリットの享受が期待できる展開に。東海東京では、暴力要素の強いゲームソフトの販売は規制される可能性があるため、カジュアルゲームに強い同社が最もポジティブなインパクトを得られると指摘している。
<9501> 東京電力 726 -9続落。一部報道では、原子力規制委員会は柏崎刈羽原発の再稼働に向けた審査を後回しにする方針と伝わっている。申請が出ている6原発と炉型が異なっているため、同時審査が困難なようだ。つれて、再稼働には最短でも1年以上かかる見通しと。週末要因に伴い、短期資金の手仕舞い売りが優勢になっている面もある。
<7735> スクリーン 574 -31さえない。海外半導体関連株では決算発表後に軟化する銘柄も目立っており、半導体製造装置各社は総じて軟調な動きに。同社に関しては台湾TSMCの動向に影響を受けやすく、TSMCの株価急落がネガティブ視される状況へ。TSMCは前日に決算発表、売上・利益ともにコンセンサスを上回ったが、第3四半期の売上見通しは市場予想を下振れている。
<5959> 岡部 1079 +85大幅高で5月10日の高値を更新。今12月期営業利益は60億円弱で前年同期比2割強増える見通しと伝わっている。従来予想を7億円上回り、5年ぶりに最高益を更新する見通しと。鉄骨住宅やマンションの耐震性を高める建材の販売が好調なもよう。第1四半期の増益率が高く期待感もあったとみられるが、市場予想は56-57億円程度にとどまっていた。
<6472> NTN 349 +7しっかり。メリルでは投資判断「買い」を継続で、目標株価を420円から450円に引き上げている。第1四半期営業利益は会社計画を上回るペースで進捗としている。円安効果や自動車関連分野の好調などが背景と見られる。通期業績は会社計画下振れがコンセンサスであったが、会社予想達成との見方に上方修正しているもよう。なお、本日はベアリング各社の底堅い動きが目立っている。
<3526> 芦森工業 147 -14急落。製品不具合に伴って得意先がリコールを実施、これにより約25億円を特別損失に計上すると発表している。今期の最終損益は4.5億円の黒字予想であったが、一転しての赤字転落も避けられない情勢か。PBR水準の割安感も解消される方向に。《FA》
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