【村山貢司の気象&経済歳時記】ビールと暑さの関係、ポイントは湿度にあり

2013年7月18日 09:19

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<ビールと暑さの関係、ポイントは湿度にあり>

 夏は冷たいビール、といっても最近は発泡酒や第3のビールなど売り場で選択に迷うほど種類が多くなっている。飲食店ではビールだが家庭では安い発泡酒を、という人も多いだろう。

 ビールは暑ければ暑いほど売れ行きが伸びるのはあたりまえの話だが、ビアガーデンでは気温よりも湿度が大きく影響している。暑い日にビールを飲めば当然汗が噴き出してくる。その時湿度が高いと汗の乾きが悪く、身体がべとついてくる経験があると思う。こうなると2杯目、3杯目になかなか進まない。ビールの売り上げが伸びなければつまみ類の売り上げも減少してしまうことになる。また、屋上のビアガーデンでは風の強い日もだめである。

 アイスクリームも夏のものというイメージがあるが、脂肪分の多い高級なアイスクリームは28度くらいで売り上げが頭打ちになってしまう。

 個別の商品の売り上げと気象の関係をもう少し丁寧に分析する必要がある。この夏は9月まで厳しい暑さが続く見込みで、的確な仕入れ、販売を行えば確実に利益が上がるだろう(気象予報士・経済評論家・村山貢司)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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