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ダイコク電機 Research Memo(6):前期は売上高、利益ともに上場来最高を更新
*18:39JST ダイコク電機 Research Memo(6):前期は売上高、利益ともに上場来最高を更新
■2013年3月期の決算
(1)決算概要
2013年5月13日に発表された2013年3月期の連結決算は、売上高で前期比25.0%増の58,861百万円、営業利益で同99.2%増の7,023百万円、経常利益で同104.5%増の7,244百万円、当期純利益で同150.3%増の4,161百万円となった。売上高、利益ともに上場来の最高値を更新した。
売上高の増加要因は、情報システム事業の呼び出しランプ「IL−X」などの情報公開機器やCRユニット、制御システム事業のパチンコ機向けの表示ユニットなどが売上を伸ばしたためである。これらの売上高が増加したのは、呼び出しランプ「IL−X」やCRユニットの新製品効果と、ダイコク電機<6430>の基板が採用されたパチンコ遊技機の機種評価が高く、販売台数が増加したことで部品供給が急増したためである。
利益の大幅増加の要因は、増収効果と制御システム事業の研究開発費が減少したことも寄与した。制御システム事業に関しては、体制の見直しと新商品の投入時期に当たっており、これに伴い研究開発費用が一時的に減少した。研究開発費全体としては、前期比24.2%減の2,720百万円となり、期初計画比でも26.1%の下振れとなった。
財務状況は良好である。純資産は利益剰余金が増加したことにより、前期末比12.3%増の30,439百万円となった。負債は同19.5%増の26,267百万円となった。仕入債務と未払法人税が増加したことが要因。しかし、有利子負債は同83.1%減の1,269百万円と大幅に減少している。この結果、総資産は同15.5%増の56,706百万円、自己資本比率は同1.4ポイント減の53.7%となった。
キャッシュフローも安定している。営業キャッシュフローは、同69.0%増の9,600百万円となった。好調な業績が要因である。投資キャッシュフローは、2,153百万円の黒字(2012年3月期は4,607百万円の赤字)となった。定期預金の払い戻しが収入増加要因である。財務キャッシュフローは、7,003百万円の赤字(同493百万円の赤字)となった。短期借入金の返済が主な要因である。この結果、期末の現金及び現金同等物は、前期末比34.8%増の18,406百万円で、実質無借金経営となっている。
また、同社では年間配当金を1株当たり最低40円とし、業績に応じて「特別配当」というかたちで上乗せしていくという方針を取っている。2013年3月期末は、上場来の最高益を更新したことから、特別配当50円を上乗せし、90円を配当した。配当性向は32.0%となった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト柄澤邦光)《FA》
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