ソフトバンテク Research Memo(6):主力事業の融合で一貫したビッグデータソリューションを提供

2013年7月16日 17:40

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記事提供元:フィスコ


*17:40JST ソフトバンテク Research Memo(6):主力事業の融合で一貫したビッグデータソリューションを提供

■会社概要

(2)事業概要

○イービジネスサービスとソリューションの融合(ビッグデータ分野)

ソフトバンク・テクノロジー<4726>の事業において今後、最も注目すべきなのは、イービジネスサービス事業とソリューション事業が一体となって取り組む事業である。

具体的には、ビッグデータを対象としたサービスの提供である。ビッグデータは、今、オンラインビジネスの世界で最も研究と開発が進んでいるテーマである。たとえば、国民ひとりひとりの食料品の購買履歴といった行動履歴は膨大なデータ(ビッグデータ)になるが、これらを集めて解析することによって、人間の心理まで読み解こうという試み。購買履歴の場合で言うと、人間の心理の動きの分析結果を、商品やサービスの開発、営業、販売などに活かす、ということになる。

同社では、ソリューション事業がビッグデータをまとめ上げるシステムを企画・設計・構築・保守・運用するサービスを、イービジネスサービス事業がデータを実際に集め、分析するといった具合に、データをまとめ上げる仕組みを作り、実際にまとめ上がったデータを解析し、そこからビジネスに役立てられる結論を導き出すまでのサービスを一貫して提供できる。つまり、2つの事業を組み合わせれば、ビッグデータ分野に関して、同社は「川上から川下まで」を一気通貫でサービス提供できることになる。

ビッグデータに関しては、一連のサービスのうちの一部を提供する大手企業は既に存在している。たとえば、プラットフォーム構築に関しては、富士通、NEC、日立などの国内勢のほかにIBM、シスコシステムズ、アルカテルルーセント等海外ハードウェア大手が名を連ねている。データマネジメントに関しては、米オラクルやGoogle、Adobeや「Hadoop」を開発したApachesソフトウェア財団。セキュリティに関しては、米マカフィーやシマンテック、日本のケイ・オプティコム。ECデータを収集してまとめることに関しては、米シマンテックやケイ・オプティコム。データを解析することに関しては、日本のアシスト、といった格好である。しかし、同社のようにすべてのサービスをワンストップで提供できる企業は他にない。

今後、ビッグデータを活用したビジネスの急拡大が見込まれているが、顧客のなかにはシステムを必要とする企業もあれば、解析結果だけを必要とする企業もある。また、自社のみでビックデータを収集できない中小企業に対しても複数の企業からデータを収集し、解析サービスを提供することが可能となっている。同社は、こうした強みを活かすことで、こういった企業のあらゆるニーズに柔軟に対応できるため、ビッグデータ分野で独自の強みを発揮できる可能性は高いと言えよう。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 柄澤邦光)《FA》

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