ティア Research Memo(1):葬儀費の適正化と明瞭化を武器に全国展開へ

2013年7月11日 17:30

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記事提供元:フィスコ


*17:30JST ティア Research Memo(1):葬儀費の適正化と明瞭化を武器に全国展開へ

ティア<2485>は、名古屋を地盤に葬儀会館「ティア」を運営している。「葬儀費用の完全開示」「適正な葬儀費用」を業界に先駆けて提唱し、顧客の支持を拡大。FC展開にも積極的で2013年3月時点で直営33店舗、FC30店舗の計63店舗を中部、関西エリア中心にドミナント戦略で展開。2012年には首都圏にも初進出し、シェア拡大を狙う。将来的には全国展開も目指している。

2013年9月期の第2四半期累計(2012年10月-2013年3月期)業績は、売上高が前年同期比4.8%増、営業利益が同9.4%減と増収減益となったが、ほぼ期初会社計画通りの着地となった。新店舗の稼働により売上高が伸びる一方で、人件費の増加や物流センター稼働に伴う経費負担増などが減益要因となった。

2013年9月期通期の売上高は前期比9.3%増、営業利益は同5.3%増と増収増益となり、2期連続で過去最高を更新する見通し。第3四半期以降、新規出店を直営店で3店舗、FC店で4店舗出店する計画で、増収効果により固定費の増加分を吸収、増益を確保する見通しだ。

高齢者人口の拡大に伴い、葬儀件数の緩やかな増加が見込まれるなか、業界は大手の寡占化が進行していくことが予想される。業界平均を下回る葬儀価格でも高収益を上げるコスト競争力と、地域社会に根付いた営業展開や顧客へのサービスを強みとして、中部、関西エリアだけでなく、首都圏エリアにおいても今後のシェア拡大が見込まれる。中長期的にはFC店舗も含め店舗数を200店舗まで拡大し、売上高は現在の約2倍の水準となる16,500百万円が目標として掲げられている。なお、同社は首都圏での知名度向上も考え、2013年6月21日付で東証第2部への上場を果たしている。


★Check Point

・ドミナント戦略で店舗拡大、名古屋から関西、首都圏へ
・流動比率、自己資本比率、D/Eレシオなどで軒並み改善
・新店舗稼動で売上高、利益ともに過去最高を連続更新へ


(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤譲)《FA》

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