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オリンパス、アルテックなど/本日の注目個別銘柄
<7733> オリンパス 3065 +96買い先行。ドイツ証券では投資判断を新規に「バイ」、目標株価を3900円と設定している。内視鏡事業の成長加速が見込まれること、事業再構築やコスト削減の取り組みによる収益性の改善などを評価ポイントとしている。増資実施による希薄化懸念なども一旦織り込んだ中、押し目買いの動きが一段と強まる状況へ。
<6501> 日立製作所 650 -14売り先行。為替の円高進行を受けて主力株には買い手控えムードが強まる格好だが、同社に関しては、第1四半期への警戒感なども指摘されているもよう。本日はシティがプレビューレポート、営業利益は前年同期の635億円に対して、300-400億円にとどまる可能性としている。ただ、もともと会社側では上半期は大幅減益計画であり、計画の範囲内の着地になったと捉えているもよう。
<5352> 黒崎播磨 237 +32急伸。特に目立った材料は観測されていないが、特定資金の介入観測などがはやされているとの見方が多いようだ。テーマ物色に加えて、こうした特定資金介入などを手掛かりに人気化する銘柄が足元では増えており、思惑主導の展開と見られる。なお、類似企業となる品川リフラクト<5351>なども連れ高する展開に。
<7003> 三井造船 173 +8しっかり。バークレイズでは投資判断「アンダーウェイト」継続ながら、第1四半期決算発表を挟んだ7-8月という短期では、株価パフォーマンスの反転もあり得るとしている。第1四半期営業利益は前年同期比5%増の44億円と予想、特殊要因の計上もあるが、上期計画50億円との比較では高進捗を想定している。また、造船受注も足元で好調、第1四半期のハンディサイズ・バルク船の受注は、通期計画の15隻に対して10隻と予想している。
<5911> 横河ブリッジHD 1239 +10買い優勢。SMBC日興証券ではテクニカル分析で取り上げている。最近の株価上昇で06年の高値1160円を上抜き、中勢第3波動中の小勢第3波が進行中であることが確認されたと指摘している。同波動であるサード・オブ・サードは、上昇の勢いが最も強くなることが多いといわれており、1300-1350円と1450円処が当面のフシとなるが、同水準を早期に上抜くなら、9月後半頃までに2060円処まで上昇が拡大の可能性と。
<8185> チヨダ 2405 -219下落率2位。前日に発表した第1四半期決算内容が嫌気される格好に。営業利益は41.4億円で前年同期比2.3%減益、上半期計画は7.7%の増益予想であり、下振れ推移との見方が先行する形に。同業のABCマートも前日に決算を発表、第1四半期営業利益は20.6%の大幅増益となっており、相対的な比較感も強く意識される格好に。
<9972> アルテック 441 +57急伸。本日も3Dプリンター関連の上値追いが続く状況になっている。なかでも、岩井コスモの新規買い推奨が観測されている図研とともに、2ケタの上昇率となっている。同社に関しては、ペットボトル関連機械なども手掛けており、現在の株式市場の有力テーマの一つともなっている猛暑関連としての側面も。
<9983> ファーストリテ 38700 +700しっかり。本日、第3四半期の決算発表が予定されている。会社側の下半期(3-8月期)計画の営業利益は508億円だが、第3四半期(3-5月期)のコンセンサスは350億円レベルとみられている。足元の既存店売上の好調を背景に、通期上方修正期待を高めさせるような決算が想定されているようだ。
<2587> サントリー食品 3690 +2203日の新規上場後、本日まで6日続伸。とりわけ、本日の上昇幅は広がる展開になっている。良好な需給面に加えて、猛暑効果による飲料需要の拡大なども期待される状況に。直近では、9月にも買収候補の選定作業に着手と伝わっており、成長期待なども高まる方向へ。また、17日にはMSCI組み入れに伴う買い需要の発生も見込まれている。みずほ証券の試算では、618万株、200億円超の買いインパクトを想定している。
<5201> 旭硝子 658 +2もみ合い。上半期営業利益は前年同期比約3割減の350億円程度になったもようとの観測報道が伝わっている。欧州での建築用ガラスの不振が続いたほか、欧州向け自動車用ガラスなども伸び悩んだもよう。従来の会社計画400億円は下回り、1000億円としている通期計画も下振れの可能性と。ただ、通期の市場コンセンサスは870億円程度と下振れは想定線、特に売り込む材料ともなっていない。《FA》
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