デリカフーズ Research Memo(9):「デリカスコア」は輸出を後押しするツールとなる可能性

2013年7月5日 17:32

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記事提供元:フィスコ


*17:32JST デリカフーズ Research Memo(9):「デリカスコア」は輸出を後押しするツールとなる可能性

■中期経営計画について

(1)「デリカスコア」で差別化

「農業と健康を繋ぐ創造企業」とは、野菜の中身(栄養価)分析により得られた美味しさ(糖度、香り)や機能性(抗酸化力、免疫力、解毒力)、鮮度(各種ビタミン)など様々なデータ(10年以上にわたって2万検体以上を調査分析)をスコア化(「デリカスコア」)して、客観的評価として顧客に明示し、野菜を単に摂取するのではなく、目的に応じた野菜を摂取し健康の増進に役立てるといった提案型の企業として成長していくという意味合いがある。また、生産者側に対しても、栽培した作物の客観的な評価を「デリカスコア」によって知ることができ、栽培方法など今後の改善に役立てていくことができるといったメリットがある。青果物流通業界のなかでは他社に真似のできない新たなビジネモデルであり、これがデリカフーズ<3392>の成長を牽引する強力な武器になっていくと弊社では考えている。実際、米国では食料品に「抗酸化力」の数値が明示されるようになってきており、今後、日本でも同様の動きになってくる可能性がある。

安倍政権で推進している成長戦略のなかに、農業分野もテーマの1つとなっている。農林水産物の輸出を2020年までに現在の倍増に拡大すること、農業所得を今後10年間で倍増することなどが目標として掲げられている。このなかで、同社の「デリカスコア」が輸出を後押しする重要なツールとなる可能性がある。客観的データを示すことによって日本の農作物の品質の高さを海外に広めていく戦略で、同社が日本の農産物の輸出拡大に大きな役割を果たす可能性があるわけだ。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤譲)《FA》

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