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泉州電業 Research Memo(7):通期は収益の柱である機器用・通信用電線の回復を見込む
*19:12JST 泉州電業 Research Memo(7):通期は収益の柱である機器用・通信用電線の回復を見込む
■決算動向
(2)通期の業績見通し
泉州電業<9824>の2013年10月期の連結業績の見通しは、売上高で前期比5.8%増の68,930百万円、営業利益で同1.9%減の2,160百万円、経常利益で同1.0%増の2,440百万円、当期純利益で同3.5%増の1,440百万円となっている。
第2四半期累計業績との比較では売上高で3.8%減となるものの、営業利益で逆に26.9%増益と回復を見込んでいる。収益の柱である機器用・通信用電線の回復を見込んでいるのが要因だ。実際、ここ最近の状況では円高修正の動きや、エコカー販売の好調などを背景に自動車業界で設備投資の動きが出始めており、同分野の売上に関しては上向き始めている。また、中国市場における工作機械の需要もローエンド機を中心に動き始めており、こちらも追い風となる。もう1つの需要先であるエレクトロニクス業界、とりわけ半導体・液晶業界については大手メーカーの事業規模縮小に伴い、依然として低迷が続いているものの、全体的にはオリジナル商品を中心に上向き傾向に転じているようだ。
一方で、機器用・通信用電線以外の分野は、いずれも第2四半期累計との比較で減収を見込んでいる。これは、銅建値が下落する前提となっていることが主因だ。グラフの通り銅建値は第2四半期累計の742千円/トンから700千円/トンへと6%下落する前提となっている。ただ、足元はまだそこまで下がっていないため、銅建値の今後の推移次第で売上高は計画を上回る可能もある。
また、通期の商品別売上計画では、機器用・通信用電線が前期比1.7%増と伸び悩むことに変わりなく、2014年10月期以降の本格回復が期待される。一方で、電力ケーブルは同11.0%増と震災復興需要を中心に引き続き旺盛な需要を見込んでいる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト佐藤譲)《FA》
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