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デリカフーズ Research Memo(3):ニーズに適した野菜を調達・供給する物流システムに強み
記事提供元:フィスコ
*18:22JST デリカフーズ Research Memo(3):ニーズに適した野菜を調達・供給する物流システムに強み
■事業概要
(2)野菜の市場規模と同社の強み
デリカフーズ<3392>が対象市場としている外食産業、中食産業向けの野菜市場の規模に関しては具体的な統計データはないものの、年間で1.5~2兆円の規模と推定される。このため業界最大手と言われている同社においても、その市場シェアは1%強の水準にとどまることになる。これは地域ごとに零細企業が多数あるためで、同社のように全国展開している企業はまだ少ないためだ。
ただ、今後は青果物流通業界においても他の業界と同じく寡占化の動きが進む可能性が高く、そのなかで同社が市場シェアを拡大する余地は大きい。競争が激しい外食業界においては、他社との差別化戦略として、栄養価の高い野菜を活かしたメニュー作りに注目し始めているためだ。また、同社は顧客のニーズに合致した最適な野菜を全国に構築した契約農家などから調達し、供給する物流システムを作り上げているのも強みと言えよう。ちなみに、同社が仕入れる野菜のうち契約農家からの直接仕入れ率は60%と半分以上の水準となっている。
青果物の機能性に早くから着目して膨大なデータを蓄積し、顧客に対して「青果物を卸す」だけでなく、「付加価値の高いメニューの提案」も同時にできること、また、生産者側にとってみれば、安定した供給先を確保してくれるだけでなく、収穫した作物の出来栄えを客観的に分析・評価してくれる役割を同社は果たしている。このため、同社は顧客だけでなく生産者側にとっても無くてはならない重要なパートナーになってきていると言える。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤譲)《FA》
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