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デリカフーズ Research Memo(1):売上高・経常利益ともに過去最高を更新
*18:21JST デリカフーズ Research Memo(1):売上高・経常利益ともに過去最高を更新
デリカフーズ<3392>は、外食・中食業界向けにカット野菜、ホール野菜を卸す、いわゆる「業務用の八百屋」で国内最大手。販売先構成比ではファミリーレストランやファーストフードなどの外食産業向けで84.7%、残り15.3%を食品メーカー問屋や弁当惣菜など中食産業向けで占めている。
2013年3月期の連結業績は売上高が前期比4.5%増の24,224百万円、経常利益が同12.5%増の663百万円となり、いずれも過去最高を更新した。「抗酸化力」など機能性研究の成果を生かした提案型営業を推進し、外食産業向けでの新規顧客開拓、納入シェア拡大が進んだことに加えて、弁当・惣菜や給食など中食産業向けも順調に拡大したことが主因だ。
2014年3月期の会社計画は売上高が前期比3.2%増、経常利益が同5.1%減と3期ぶりの減益を見込んでいる。2013年7月に東京第二FSセンターが稼働し、人件費など立ち上げ費用が70百万円発生するためだ。ただ、足元の状況は計画を上回るペースで推移しており、前期並みの利益は達成可能と同社ではみている。
安倍政権下で農産物の輸出高を今後2倍に拡大していく目標が打ち出された。輸出に当たっては「品質の良さ」が最大の武器となるが、それを補強するツールとして、同社が取り組んでいる野菜評価基準「デリカスコア」が今後、注目を浴びる可能性がある。「デリカスコア」とは野菜の健康診断書のようなもので、美味しさ(糖度)、機能性(抗酸化力)、鮮度(ビタミンC)などを計測し、数値化したものだ。消費者だけでなく、生産者にとっても自身の作る作物の客観的評価が把握でき、今後の改善に活かすことができる。同社は長年の研究により業界随一のデータ、ノウハウを蓄積しており、「健康」に対する消費者の意識が高まるなかで、同社の成長性は今後、一段と増していくものと予想される。
★Check Point
・デリバリー、品質、コストでどこにも負けない企業体制を構築へ
・13年3月期は機能性研究を活かした提案型営業で過去最高業績を更新
・連結売上高350億円、経常利益10.5億円が中計最終目標値
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤譲)《FA》
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