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東京電力、木村化工機など/本日の注目個別銘柄
<9501> 東京電力 623 +100ストップ高。現在は個人投資家が商いの中心と見られるが、新興市場の株価上昇に伴う個人投資家のマインド改善を映して、短期資金の物色の矛先が向かっている状況と捉えられる。株価500円レベルでの底堅さなども意識される格好に。また、大和では電力セクターの投資判断を「強気」としてカバレッジを開始している。同社に関してはカバレッジ対象外であるものの、刺激材料にはつながっているとみられる。
<7261> マツダ 428 +18しっかり。足元での為替相場の円安反転基調を受けて、買い安心感が強まる流れとなっている。欧州自動車市場の減少幅緩和に加えて、米国自動車販売への期待感なども先行へ。また、 野村では投資判断「バイ」継続で、目標株価を450円から520円に引き上げている。次期Mazda3の投入で、今下期以降の業績改善は一段と加速していくとの見方。
<3659> ネクソン 1170 +69買い先行。ドイツ証券では投資判断を新規に「バイ」、目標株価を1400円と設定している。現在の株価水準は、世界規模でモバイルゲームを組織化できる可能性がある企業への投資を、割安に開始できる機会を提供しているとの評価。また、低コストで資金調達が可能なこと、およびM&Aで優れた実績を有していることも競争上の優位点と注目しているもよう。
<5706> 三井金属 222 +6買い優勢。昨晩の海外市場では非鉄市況の上昇が目立っており、足元で出遅れ感が強まっていた鉱業や非鉄金属株などの資源関連株に買いが先行している。一部の外資系証券がコモディティの投資判断を格上げしたことなどが背景のようだ。金市況は2.6%、銅市況は3.4%の上昇などとなっている。
<6103> オークマ 738 -14軟調。みずほ証券では投資判断「アンダーパフォーム」を継続で、目標株価を760円から630円に引き下げている。第1四半期営業利益は10億円、前年同期比63%減益と予想しており、株式市場でややネガティブに捉えられる可能性と。単独受注高の低迷状態が続いていること、他の工作機械メーカーと比較して相対的に為替のプラス効果は享受できないことなどを背景としている。
<8008> F&AアクアHD 1699 +210大幅高。前日に第1四半期の決算を発表している。営業利益は10.9億円で前年同期比2.3%減益だが、先の観測報道通りの着地となっている。一方、最終利益は8.3億円で同24.0%増益、投資有価証券評価損の一巡などが大幅増益の背景に。観測報道では最終損益に関するコメントはなかったため、ポジティブな面だけが反映される格好に。
<6378> 木村化工機 642 +100急伸でストップ高まで。柏崎刈羽の再稼働を申請と伝わって東京電力<9501>が一時ストップ高となっているほか、大和がセクター判断を新規に「強気」としたことで、他の電力株も全面高の展開となっている。こうした電力株高の流れが原発関連の刺激材料となり、関連の材料株では中心格となる同社に短期資金の関心が向かっているようだ。
<5912> 日本橋梁 174 +16人気化。全国の自治体が管理する道路の主な橋のうち、40%以上は何らかの補修が必要なことが分かったと一部で報じられている。危険性があるとして通行が規制されている橋も1400か所近くに上っているもよう。多くの橋梁では補修が必要との見方は規定路線であるものの、個人投資家の投資意欲が高まっているなか、あらためて今後の補修・更新需要の増大が期待される状況にも。
<2685> ポイント 5070 +230上げ目立つ。先週末には第1四半期の決算を発表、営業利益は前年同期比27.7%増益、会社側の上半期計画35億円、同6.9%減に対して高い進捗となっていた。加えて、前日に発表した6月の月次動向では、既存店売上高は前年同月比9.9%増、前月の同2.8%増と比較して伸び率が高まっている。業績の上振れ期待など高まっていく格好にも。
<2503> キリン 1608 +17小幅高。上半期営業利益は前年同期比1%増の580億円前後になったもようとの観測報道が伝わっている。国内の落ち込みを海外の好調がカバーする格好になったようだ。第1四半期は営業減益であった。ただ、市場コンセンサスは600億円を上回る状況であったとみられ、相対的にはネガティブな見方が優勢のようだ。《FA》
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