BBT Research Memo(6):売上高は2期連続で過去最高を更新

2013年6月27日 18:56

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記事提供元:フィスコ


*18:56JST BBT Research Memo(6):売上高は2期連続で過去最高を更新

■決算概要

(1)2013年3月期の連結業績

2013年5月10日付で発表された、ビジネス・ブレークスルー<2464>の2013年3月期の連結業績は、売上高で前期比9.8%増の2,706百万円、営業利益で同7.6%減の308百万円、経常利益で同1.7%増の343百万円、当期純利益で同11.4%増の204百万円となった。売上高と経常利益は2期連続で過去最高を更新、当期純利益は8期ぶりに過去最高を更新した。

セグメント別に損益動向をみると、マネジメント教育サービスにおいては、売上高が前期比12.2%増の2,385百万円、セグメント利益が同1.7%増の266百万円となった。オープンカレッジの「資産形成力養成講座」が不調だったもののBBT大学が3年目を迎え、入学者が246名と前期水準を維持したこと(前期245名)、大学院も過去最多の178名が入学し(前期168名)、生徒数が順調に拡大したことが売上を牽引した。また、2012年5月に新規開講した「リーダーシップ・アクションプログラム」による売上増のほか、グローバル人材育成関連を含めた法人向け教育プログラムが前期比12.4%増と好調に推移したことも増収に寄与した。利益率が若干低下したがこれは新規事業の立ち上げ準備にかかる開発費用や人件費増などがあったためだ。

一方、経営コンテンツメディアサービスにおいては、売上高が前期比6.4%減の283百万円と減収だったものの、セグメント利益が同39.2%増の96百万円と拡大した。売上高は衛星放送視聴者の減少が響いた格好だが、卒業生や修了生を対象とした「アルムナイサービス」が順調に推移したことが収益改善に繋がった。同サービスは既に受講したコンテンツの再視聴サービスが中心のため、コストが殆どかからないためだ。

その他事業には上記2事業に含まれない雑多なものが入っているが、2013年3月期のセグメント利益が53百万円の損失となっているのが目立つ。これは2014年3月期以降に本格立ち上げを見込んでいる新規事業(プラットフォーム事業)を構築するため先行投資をしており、その費用増がそのまま損失となった格好だ。

営業利益が唯一減益となっているが、これは前述したように、新規事業の立ち上げ負担による影響が大きい。同事業に要した費用に加えて2013年3月期は業容拡大に伴うオフィス移転を行っており、一時的に家賃の二重払いが発生したほか償却費も増加している。こうした特殊要因がなければ営業利益も実質増益となり、過去最高益を更新していたことになる。

なお、営業外収支が31百万円ほど改善しているが、これはボンド大学との取引において過去に蓄積していたオーストラリアドルの為替差益53百万円を計上したのが主因だ。一方、営業外費用としてオフィス移転費用25百万円を計上している。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤譲)《FA》

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