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新日鐵住金、アイフルなど/本日の注目個別銘柄
<5401> 新日鐵住金 251 -1地合い悪に伸び悩むが朝方は買い先行。JPモルガン(JPM)では、高炉セクターの投資スタンスを中立から強気に引き上げ、個別では同社とJFEHD<5411>を「ニュートラル」から「オーバーウェイト」に格上げしている。短期的には中国ミルの減産による鋼材市況の底打ちや反転が期待されるほか、コスト削減で先行する日本各社は円高修正もあって、アジア市場での一段の競争力向上も期待できると。また、中国人民銀の資金供給策を受けて、中国市場への警戒感後退が期待されることも、中国関連の一角として買い安心感につながる。
<8830> 住友不動産 3440 +30買い優勢。バークレイズでは不動産賃貸業界の投資判断をポジティブに格上げとしている。不動産市況の回復はまだ始まったばかりであり、最近の株価下落で投資妙味は増したと判断している。個別では、同社と三井不動産<8801>の投資判断を「オーバーウェイト」に格上げ。また、IOC報告書を受けて、2020年の五輪東京招致の可能性が高まったことなども、不動産株にはポジティブな材料とみられる。
<8086> ニプロ 1092 -188売り先行。本日はリプロセル<4978>がジャスダック市場に新規上場、大量の買い物を集めて買い気配推移となっている。同社はコスモバイオ<3386>やメディネット<2370>などとともに、リプロセルの大株主の一角として、含み益の拡大期待などがこれまではやされていたが、本日は両社とともに売りが優勢。短期的な出尽くし感が先行する格好のようだ。
<7205> 日野自動車 1365 +66しっかり。シティでは4-6月期決算はポジティブサプライズになる可能性と指摘している。4-6月期営業利益は、通期会社計画の850億円に対して4割弱の進捗率になりそうとみているもよう。さらに、国内販売の季節性や足元の受注好調、タイの能力増の寄与、インドネシアの販売調整進展などから、台数面では4-6月に比べて7-9月以降の方が拡大する公算が大きいとの見方。4-6月期好決算を受け、改めて通期業績へのアップサイドが意識されると。
<7915> 日本写真印刷 1658 +50買い先行。JPモルガン(JPM)では投資判断「オーバーウェイト」でカバレッジを開始、目標株価を2380円としている。同社のフォトリソ工法DITOセンサは、北米メーカーのタブレットPC向けに独占供給されていると推測しているもよう。つれて、第2四半期から第3四半期にかけて生産モメンタムは急上昇すると予想。PER水準には割安感も強く、現在は投資の好機と判断のようだ。
<6101> ツガミ 562 +39急伸。JPモルガン(JPM)が投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウェイト」に格上げ、目標株価も500円から630円に引き上げ。月次受注は足下で緩やかに改善しているほか、7月から受注活動を開始する主軸固定型旋盤が今後の期待材料になるとしている。株価の出遅れ感是正の動きを想定しているもよう。
<4776> サイボウズ 25400 +2040大幅高。前日に業績予想の修正、並びに、自社株買いの実施を発表している。自社株買いは発行済み株式数の6.63%に当たる35000株を上限としており、取得期間は7月1日から8月30日まで。短期間での高水準の自社株買い計画となっており、需給改善期待を高める動きが先行へ。一方、今期の収益予想は下方修正、営業利益は従来予想の4.6億円から0.6億円に、クラウドサービスの広告宣伝や開発への追加投資などが下振れの要因に。また、年間配当金は323円予想から40円に引き下げ。
<8515> アイフル 803 -87さえない。ペプチドリーム<4587>の急落、リプロセル<4978>の上場による短期的な出尽くし感などから、バイオ関連株を中心に新興市場が崩れる展開となっている。個人投資家のマインド悪化が想定される中、東証1部市場においても、個人投資家主導で人気化していた同社などには、警戒感が先行する格好となっている。ケネディクス<4321>を中心とした新興不動産株、東京電力<9501>なども同様の動きに。
<6624> 田淵電機 536 +23一時は57円高と連日の急伸。一昨日に発表した大幅上方修正を引き続き評価材料視。営業利益は上半期が9億円から18億円にまで倍増、通期では20億円から35億円に上方修正。非住宅用パワコンの販売好調が主因とみられている。いちよしでは、今期営業利益は会社計画を上回る40億円と予想、来期も2ケタ増益を予想している。
<6278> ユニツール 1707 +59買い優勢。前日に上半期業績の上方修正を発表、経常利益は従来予想の5.1億円から11.3億円に増額している。為替の円安、新製品投入効果、為替差益の計上などが背景となっている。第1四半期の状況からは、上方修正は想定線とみられるものの、修正幅の大きさがインパクトにつながる格好か。
<6758> ソニー 2001 +28強い動きが目立つ。大和ではスモールミーティングを受けて投資判断「1」を継続している。今後のゲーム事業の収益拡大ポテンシャルを感じられるポジティブなミーティングであったとの評価。ゲーム事業の来期営業利益200億円の目標も、従来に比べて現実味を帯びてきた印象と。また、シティでも4-6月期業績は良好な回復が期待できるとの見方。好調部門の拡大と構造改革部門の赤字縮小が計画通り進捗、前期とは異なるフェーズに入ってきたとしている。《FA》
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