5月の訪日外国人は87万5千人、過去3番目の記録

　日本政府観光局（JNTO）が19日に発表した5月の訪日外国人数（推計値）は、前年同月比31.2％増の87万5千人だった。5月として過去最高だった2008年（73万6千人）を13万9千人上回り、初めて80万人台を超えた。また、今回、2013年4月（92万3千人）、2010年7月（87万8千人）に次ぐ、過去3番目の訪日外国人数となった。

　航空座席の供給量拡大や円高の緩和を背景に、継続的な訪日旅行のプロモーション効果により訪日意欲が高まり、訪日外国人数が大きく伸びる結果となった。

　台湾、香港、タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシア、ベトナム、米国、ロシアの9市場は5月として過去最高を記録したほか、インドは月間での過去最高を記録した。また、過去最高に及ばなかったものの、韓国からの訪日外国人数は45.5％増、さらに、欧米豪の諸国からの5月の訪日外国人数は前年比で2桁の高い伸び率となった。