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プロネクサス Research Memo(10):経営基盤の改善にも努力、収益は上期に偏重する傾向
*16:49JST プロネクサス Research Memo(10):経営基盤の改善にも努力、収益は上期に偏重する傾向
■決算動向
経営環境の好転とともに、ここ数年の経営基盤の改善努力も次第に効果を発揮している。売上原価率(売上高に対する売上原価の割合)は2011年3月期の63.4%から、2012年3月期には59.6%へと3.8ポイント改善。さらに2013年3月期は1.0ポイント低下して58.6%となった。工場での製作プロセスの見直しや内製率の引き上げ、システム運用費の低減などによって、この2年間で5ポイント近い改善を実現している。
その一方で、営業体制を強化することに伴う人件費の上昇もあって、販管費率(売上高に対する販管費の割合)は2012年3月期の30.9%から、2013年3月期は31.2%まで0.3ポイント上昇した。それを原価率の低減によって吸収し、増益につなげている。結果的に営業利益率を10%まで高めるという中期的な経営課題も、同期は9.5%から10.1%へと0.6ポイント引き上げることでクリアしている。
なお、プロネクサス<7893>の収益上の特徴は、収益計上が上半期に大きく偏るという点である。上場企業のディスクロージャー関連資料を扱うことから、3月期決算企業が多いために、どうしても4-6月期に収益計上が偏重する。2013年3月期も売上高ベースでは上期実績の10,602百万円に対して、下期は7,430百万円にとどまっている。
製品区分別で見れば、金融商品ディスクロージャー関連事業は上期の2,213百万円に対して、下期は2,383百万円でほぼ均等。データベース関連事業も規模はまだ小さいが同様で、上場会社IR関連等事業も上期2,623百万円、下期2,103百万円とその差はほとんどない。収益の半分近くを占める上場会社ディスクロージャー関連事業が上期5,648百万円、下期2,771百万円と大きく上期に偏っている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 鈴木一之)《NT》
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