オプト Research Memo(4):媒体を持たないネット広告専業会社では業界トップの実績

2013年6月10日 19:36

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記事提供元:フィスコ


*19:36JST オプト Research Memo(4):媒体を持たないネット広告専業会社では業界トップの実績

■会社概要

○広告・ソリューション事業

広告・ソリューション事業はインターネット広告販売及び広告制作、ウェブサイト開発、SEOソリューションサービス、eマーケティングを支援する各種ソリューションサービスが含まれている。会社別ではオプト<2389>単体及び、連結子会社のクラシファイド、クロスフィニティ、ソウルドアウト、エスワンオーインタラクティブなどが含まれる。

インターネット広告販売高ではサイバーエージェント<4751>に次いで業界2位だが、媒体を持たない専業会社で見ると業界トップの実績を誇る。同業他社には博報堂系のアイレップ<2132>のほか、セプテーニ<4293>などがある。オプトの業界シェアは推計で約10%程度とみられている。

同事業の売上高の約5割は、バナー広告などに代表される画像や動画を埋め込んだディスプレイ広告であり、残り5割がリスティング広告を中心とした運用系広告となる。なお、ディスプレイ広告のなかでも利用者の属性を基に配信するターゲティング広告に関しては、自社販売分のみをデータベース事業として別区分にしており、電通など他社からの委託分に関してはディスプレイ広告に含んでいる。

また、電通向けに関しては業務提携の一部解消を行っており、電通と共同仕入れを行っていたディスプレイ広告に関する売上高は2013年4月からは無くなっている。これに伴う2013年12月期の減収分は約17,000百万円となっている。なお、電通向けの運用系の広告販売などその他の取引に関しては従来通りとなっている。

売上高営業利益率は2%台となっているが、これは有力媒体がYahoo!やGoogleなど限られるなかで、運用系広告は労働集約型であり、人手がかかることが利益率に影響していると想定される。同社は沖縄や中国で運用を行う人員約200名を確保し、高い運用能力の維持とともに人件費の抑制に努めている。

顧客を業種別売上構成比でみると、金融系がもっとも多く直近四半期(2013年1-3月)では31%となっている。次いで不動産、化粧品・美容業となっている。

連結子会社の事業内容に関しては、「クラシファイド」はYahoo!不動産向けの不動産物件広告販売を主力としているほか、「クロスフィニティ」はSEO対策などのコンサルティング業務を主に展開。「ソウルドアウト」は中堅・ベンチャー企業向けの広告代理販売を、「エスワンオーインタラクティブ」はアドネットワーク広告における運用コンサルティング・トレーディングデスク業務をそれぞれ手掛けており、それぞれ市場の拡大とともに順調に伸びている。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤譲)《FA》

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