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オプト Research Memo(8):同社売上高はネット広告市場平均を上回るペースで拡大
*19:50JST オプト Research Memo(8):同社売上高はネット広告市場平均を上回るペースで拡大
■会社概要
(3)市場動向
電通の調べによると、2012年の日本の広告市場は前年比3.2%増の5兆8,913億円と5年ぶりにプラス成長へと転じた。このうち主要媒体であるマスコミ4媒体とインターネット広告の推移をグラフに示した。2012年こそテレビや新聞などもプラス成長となったが、ここ数年の傾向でみれば、着実にインターネット広告の需要が他の媒体を上回って成長していることがうかがえる。
インターネット広告市場が拡大を続けている背景には、パソコンだけでなくスマートフォンやタブレット端末などモバイルデバイスの普及により、インターネット広告を視聴するためのデバイスが拡大し、1日のインターネット利用時間が長くなっていること(=インターネット広告視聴時間の増加)、インターネットの高速化に伴い動画による広告配信が容易になったこと、広告配信技術の高度化により、ターゲティング広告配信(=視聴者の属性に適した広告配信)の市場が拡大してきたこと、などが挙げられる。
ターゲティング広告配信に関しては2010年以降、市場が急速に拡大しており、現在はディスプレイ広告のうちの約6割程度がターゲティング広告になっているとみられる。オプト<2389>の場合は、約9割がターゲティング広告になっているが、これは同社の顧客にピンポイントで広告配信を行いたいEC事業者が多いことが背景となっている。一方、電通や博報堂など大手広告代理店はナショナルクライアントが主体であるため、ブランディングの向上を目的とした広告ニーズのほうが多く、ターゲティング広告の比率は相対的に低くなっている。
2008年からの4年間で国内のインターネット広告市場が約1.24倍に拡大したなかで、同期間における同社の売上成長は1.52倍となっており、市場平均を上回るペースで拡大していることがわかる。海外事業やソーシャル&コンシューマ事業の売上拡大分を除いても1.4倍の成長となっており、市場平均を上回るスピードで成長するという同社の経営目標は達成されていると言える。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤譲)《FA》
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