TOKAIホールディングス Research Memo(1):主力事業の収益改善と合理化効果で増収増益へ

2013年6月7日 17:19

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記事提供元:フィスコ

*17:19JST TOKAIホールディングス Research Memo(1):主力事業の収益改善と合理化効果で増収増益へ

TOKAIホールディングス<3167>は、静岡を地盤にLPガスを中心とした「エネルギー・住生活関連事業」と「情報通信事業」を中心に展開。「Total Life Concierge」(暮らしの総合サービス)企業としての成長を経営ビジョンとして掲げている。グループが持つ245万件の顧客基盤を強固なものとすべく、各サービス間で共通のポイントが貯まるTLC会員サービスを2012年12月から開始。

2013年3月期の連結業績は売上高が前期比横ばい、営業利益は顧客獲得費用の増加などにより同18.2%減と減益に転じた。ただし、LPガス事業の収益性が想定以上に改善したことで、利益ベースでは会社計画を上回って着地した。また、有利子負債の削減に関しては2014年3月期を最終年度とする目標値を1年前倒しで達成するなど、財務体質の改善は想定以上のペースで進んだ格好だ。

2014年3月期の会社業績予想は、売上高が前期比3.7%増、営業利益が同2.5%増と増収増益を見込む。LPガス事業の収益改善が続くほか、CATV事業での顧客件数増加、合理化効果などが寄与する。業績が会社計画を達成すれば、過去の配当性向実績が40%以上であることから、増配の可能性もある。

注力中のアクア事業はブランド名を「うるのん」に変更し、子育て主婦層に的を絞った営業展開を首都圏中心に展開、契約件数で前期比3割増の13万件を狙う。まだ先行投資段階で、2年後の黒字化を見込んでいる。また、情報通信部門では台湾企業と合弁会社を設立。台湾でのSI事業を開始したほか、合弁先企業の技術を導入したコストパフォーマンスの高いプライベートクラウドサービスをスタートしており、今後の動向が注目される。

★Check Point

・2013年3月期は注力事業への先行投資費用の増加で減益
・2014年3月期は顧客基盤を拡大し増収増益の見通し
・直近2期は配当性向40%超、業績の上振れによる増配に期待


(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤譲)
《FA》

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