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「Raspberry Pi」でクラスタ演算環境を作る
記事提供元:スラド
dodongaのタレコミより。米ボイジー州立大学・電気計算機工学科博士課程の学生が、廉価なボードコンピュータ「Raspberry Pi」を使って小型のスーパーコンピュータを作ったそうだ(ZDNetの記事、ボイジー州立大学のWebページ)。
開発を行ったJoshua Kiepert氏は自身の研究のため大学のスパコンを利用していたが、そのシステムが停止した場合のことを考えて「別の選択肢」を用意するためにRaspberry Piベースのスパコンを考えたという。Raspberry PiのCPUは700MHzのARM11プロセッサだが、これを1GHzにオーバークロックして利用しているという。OSにはArch Linuxを採用、32台を組み合わせて32ノードのクラスタを協調動作させているとのこと。
ベンチマークテストで性能を測定した結果はピーク時で10.13GFLOPS。当然ながら単純な演算能力では一般的なスパコンには及ばないものの、瞬発的な計算能力ではなく、分散した計算機環境が必要というだけであれば「費用対効果は大きい」とのこと。
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