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東京エレクトロン、東京個別など/本日の注目個別銘柄
<8035> 東京エレクトロン 4870 +185買い優勢。半導体製造装置各社は総じてしっかりの展開に。みずほ証券では、2013年の半導体設備投資額予想を従来の10%増から15%増に引き上げているようだ。DRAMの需給逼迫は想定を若干上回り、NANDの需給改善は想定よりも前倒しになる傾向が出始めているとの指摘。
<4651> サニックス 920 -173大幅安。前日に5月の月次動向を発表している。月次売上高は前年同月比68.6%増と大幅増収になっている。ただ、1月以降の増収率は、119.9%増、119.5%増、71.7%増、107.9%増と推移しており、一段とサプライズが強まる状況にはない。短期的な出尽くし感から、期待感の反動が先行する格好のようだ。
<6728> アルバック 887 -129急落。今6月期の業績予想を下方修正、営業利益は62億円から54億円に、最終損益は23億円の黒字から52億円の赤字に減額している。業績の低迷継続を嫌気する動きになっている。半導体・液晶業界の設備投資減少・延期などの影響が響く格好に。また、特別損失で事業構造改革費用58億円を計上している。なお、中期計画を発表、来期営業利益は90億円、16.6期は170億円を計画している。
<5410> 合同製鐵 167 +7急伸。SMBC日興証券では投資判断を「3」から「2」へ格上げ、目標株価も150円から180円に引き上げている。収益は前期をボトムに回復基調、今期経常利益は40億円と、会社計画の33億円を上回ると予想している。鉄筋棒鋼、形鋼、線材などは、アベノミクス効果による公共投資拡大などの恩恵を受けるとみているようだ。来期も45%の増益を予想へ。
<5912> 日本橋梁 172 +2しっかり。前日に業績修正を発表、最終利益は5億円から10億円に上方修正へ。子会社が課徴金の返還を受けたことが背景だが、物色の手掛かり材料とはされているもよう。また、前日に安倍首相が表明した成長戦略第3弾においては、今年秋に新技術の活用策などを盛り込んだ「インフラ長寿命化基本計画」をまとめるとしており、橋や道路など社会資本整備に対するインフラ投資に前向きな姿勢を示している。
<5947> リンナイ 7150 -610大幅安。自己株式を中心に最大325万株の売出実施を発表している。自己株式は最大で295万株の売出となり、この分を希薄化と捉えると約6%となる。キャッシュポジションは潤沢で、キャッシュフローもプラスであることから、今回の資金調達はネガティブとの見方が多い。希薄化、並びに、需給懸念を強める動きが先行へ。
<4745> 東京個別 196 +5人気化。大学入試センター試験を5年後をメドに廃止、高校在学中に複数回受けられる全国統一試験を創設して、大学入試に活用する検討を開始したと伝わっている。受験生の基礎学力が正確に把握されることになり、学習塾や個別指導へのニーズの高まりにつながるとの思惑が高まっているもよう。比較的、流動性の高い同社に短期資金の関心が集まる状況とみられる。
<4507> 塩野義 1955 +30朝方から強い動きが目立つ。三菱UFJのストラテジーでは、株価急落場面ではリターンリバーサル戦略が有効として、株価が平均以上に下落した好業績銘柄をリストアップしている。今年度の経常利益コンセンサス予想が過去3ヵ月間で5%以上上方修正、過去20日間リターンがTOPIXを8%以上下振れ、今期PERが20倍以下の16銘柄のなかに、同社も含まれる格好となっている。
<3861> 王子HD 345 +3堅調。クレディ・スイス(CS)では投資判断「アウトパフォーム」継続で、目標株価を380円から450円にまで引き上げ。円安の影響で輸入紙が減少していること、印刷洋紙の値上げは概ね浸透するとみられること、原価改善効果が見込めることなどから、来期営業利益はコンセンサスを上回る680億円を予想と。市場予想は640億円程度とみられる。
《FA》
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