(中国)当局が汚職対策を強化、留学子女の帰国期限設定で「裸官」防止へ/コラム

2013年5月28日 15:59

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記事提供元:フィスコ

 中国当局が汚職対策を強化している。共産党中央規律検査委員会の王岐山書記はこのほど、高級官僚を対象に海外留学子女の帰国期限を設定する方針を表明。学業修了から1年以内に帰国しなければ、その父母の役職を見直すとした。これにより、「裸官」と呼ばれる海外での不正な蓄財を防ぐ狙いだ。

 「裸官」とは、家族や資産を国外に移し、いざとなればすぐに“海外逃亡”できる状態にある官僚を指す。現地メディアの報道によれば、同方針の適用範囲は2015年までに段階的に下部組織へと拡大される運び。

 なお、これより先には、習近平国家主席も自身の娘を米国に留学させていたが、党総書記に就任する前の昨年5月に急きょ帰国させたと報じられている。その後、李克強首相など最高指導部の子女が続々と留学先から帰国。汚職取り締まりの強化をにらみ、いち早く帰国させたものとの指摘が出ていた。

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