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ソニー、北洋銀行など/本日の注目個別銘柄(5月22日)
[本日の注目個別銘柄]
<6758> ソニー 2290 +127
大幅高。米ファンドが提案する映画・音楽事業の分離上場案に関して、取締役会で審議すると報じられている。実現性は不透明とされているものの、事業価値の向上につながると見られる提案受け入れの可能性も出てきたとして、思惑視する動きも先行のもよう。ADRでは約8%の上昇となっていた。
<2768> 双日 224 +26
急伸で一時はストップ高まで。来期経常利益は今期予想比30%増の600億円程度になる見通しとの観測報道が伝わっている。中東でのIPP事業拡大、ロシアでの自動車販売の回復が見込まれるようだ。中期計画の750億円は下回るものの、アナリストコンセンサス520億円レベルは大きく上回っており、評価材料につながる格好のようだ。なお、出遅れ物色の流れに乗って前日から動意づく状況にはなっている。
<8007> 高島 334 -61
急落。前日は太陽光関連一斉高の中でストップ高まで急騰したものの、本日は三晃金属<1972>とともに、短期資金の利益確定売りに急反落する展開に。同関連の一角であるサニックス<4651>に委託保証金率引き上げ措置が取られるなど信用取引規制強化の動き、株価も下落しており、影響懸念が波及する流れのようだ。
<5711> 三菱マテリアル 376 +11
しっかり。UBSでは投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に格上げ、目標株価を290円から420円に引き上げている。懸念された銅鉱山からの配当金減少だが、米国セメント事業や超硬工具の回復によって、カバーできそうだとの評価。今期は久しぶりにセメント、銅、加工の3大事業が揃って増益になる見通しと。なお、UBSでは住友鉱<5713>の投資判断は格下げしている。
<5214> 日本電気硝子 619 -32
さえない。メリルリンチ(ML)では投資判断を「中立」から「アンダーパフォーム」に格下げ、ネガティブな材料とされている。目標株価は500円に設定しているようだ。利益率は同業他社以上に悪化、効率化に加速も見られず当面は減益継続を予想せざるを得ないとの判断。液晶部材メーカー間のROEとPBRのバランスでは、割安感も消滅と。
<8524> 北洋銀行 379 +54
上昇率2位。野村が投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に格上げ、目標株価も350円から440円に引き上げている。株式・投信などの保有割合が高く、株式市場上昇に伴うBPSの感応度が強いと指摘。また、現在のPBRは0.4倍を切る水準で相対的な割安感も強いとしている。加えて、今期業績も会社計画を上回ると予想へ。
<1808> 長谷工 146 +7
一時急伸。特に新規材料は観測されておらず、低位株物色の流れが向かう格好に。前日には三菱自動車<7211>が10億株を超える出来高を記録、本日は双日<2768>も急伸するなど、一定水準規模の資金の受け皿となり得る低位株が循環物色される格好になっている。また、不動産関連の一角として、本日の日銀総裁会見に対する思惑なども高まりやすい。
<9202> 全日空 237 +14
強い動き、本日は日本航空も上げが目立っている。空運セクターは株価の出遅れ感が強かった業種であり、出遅れ株底上げの流れにも乗っているようだ。ユナイテッド航空のボーイング「787」運航再開、羽田空港の滑走路拡張工事の完成時期前倒し報道などが、物色の手掛かり材料とみられる。
<1802> 大林組 606 +10
しっかり。本日は建設株の強い動きが目立っている。ドイツ証券が大手ゼネコン各社の目標株価を一斉に引き上げており、出遅れ循環物色の流れが強まるなかで、見直しの動きが活発化してきているもよう。ドイツ証券では、参議院選後には想定投資額200兆円の「国土強靭化基本法」が始動する可能性が高いとしており、政策期待が再燃する流れとみられる。同社に関しては、目標株価を540円から705円に引き上げ。
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