ルポタージュ誌The New Yorker、匿名タレコみシステム「STRONGBOX」を発表

2013年5月20日 14:16

印刷

記事提供元:スラド

taraiok 曰く、 米国のルポタージュ誌The New Yorkerは、人々が匿名かつ安全に報道機関などにドキュメントとメッセージを送って情報をリークできる「STRONGBOX」というシステムを開発した。STRONGBOXは匿名性を確保するためにTorネットワークを使用、ファイルはアップロード時にPGP使って暗号化が行われるという(The New YorkerSTRONGBOXMashable本家/.)。

 The New Yorkerの編集者は、ノートパソコンからVPN経由でSTRONGBOXにアクセス。ファイルのアップロードがあった場合、USBメモリへダウンロードする。ダウンロードしたデータはCDブートで起動するインターネットに接続していないPCでのみ暗号解除できるシステムのようだ。STRONGBOXは、2013年1月に自殺した著名ハッカーAaron Swartz氏とThe New Yorkerの編集者であるKevin Poulson氏が共同でまとめたもので、「DeadDrop」というシステムをベースにしたものだという。DeadDropの基本的なコードはオープンソース化されているという。

 スラッシュドットのコメントを読む | ITセクション | メディア | インターネット

 関連ストーリー:
「ネガティブなコメントは検閲する」ことはネット上での議論を推進できるか 2013年05月09日
ISP への Tor 遮断要請は毎日新聞の誤報か、現状は有識者会議報告書待ち 2013年04月25日
警察庁、ISP業界などに「匿名通信の遮断」を要請へ 2013年04月18日
海外でソフトイーサのVPNサービスが話題に 2013年03月15日

 

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事