(中国)「信号無視に罰金」各地で導入の動き、深センでは最高1600円/コラム

2013年5月16日 16:48

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記事提供元:フィスコ

 交通マナーの改善と事故防止に向け、中国の各都市で新たな罰金制度を導入する動きが広がっている。首都・北京市では今月6日から、赤信号を無視して道路を渡る歩行者や自転車を対象とした罰則を導入。深セン市(広東省)では来週23日に同様の制度がスタートする運びで、全国で最も厳しい最高100元(約1600円)の罰金が科されることに。支払いを拒否すれば、警察に拘留されることもあるという。

 深セン市の交通警察当局が15日発表した通達によると、信号無視などの「中国式道路横断」に対して今月23日から20-100元の罰金が科される。罰金の対象となるのは、先陣を切って赤信号を渡った人で50元以上、これに従った人で20元以上。信号無視で事故を起こした場合には100元の支払いが求められる。また、交通違反の記録は永久に保存されるという。

 ちなみに、信号無視の歩行者に対する北京市の罰金額は10元、南京市(江蘇省)では20元、上海市や杭州市(浙江省)で最高50元などとなっており、今のところ深セン市が最も厳しい罰則を採用している。ただ、すでに実際されている都市では、罰金の支払いを拒否して口論になったり、警察官に対する暴行事件が発生したりといった例が報じられており、深センでもトラブル発生が懸念されている。

 ちなみに、北京市内のタクシー初乗り料金が約10元であることを考えると、深センの罰金は決して安くない。北京では罰金を“値切る”人も出てきているといい、これを防ぐために深センでは、違反の程度に応じて罰金の額を段階的に設定しているという。

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