ナス科の野菜がパーキンソン病の発症リスクを低下させる?

2013年5月11日 11:51

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記事提供元:スラド

最新の研究によると、微量のニコチンを含むナス科の野菜を摂取することで、パーキンソン病の発症リスク低下が確認されたそうだ(論文アブストラクトScience Dailyの記事本家/.)。

調査はワシントン大学の神経科クリニックおよびワシントン州西部地域のGroup Health Cooperativeで1992年から2008年にかけて新たにパーキンソン病と診断された患者490名、対照群644名について行われたもの。自己申告による成人後のピーマン、トマト、トマトジュース、ジャガイモの摂取頻度について、そのほかの野菜やタバコ、カフェイン摂取、年齢、性別などを加味してパーキンソン病発症の関連を調べたという。その結果、ナス科の野菜を摂取する頻度が高いほど、パーキンソン病の発症リスクが低くなったそうだ。この傾向はピーマンで特に強く見られたという。一方、そのほかの野菜については発症リスクとの関連が見られなかったとのことだ。 スラッシュドットのコメントを読む | 医療

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