在宅で仕事をする利点

2013年4月20日 22:10

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 今日、どこを見ても在宅勤務に関する宣伝が目に入るようになりました。米国の全国向け報道番組では記者がアメリカ人に在宅勤務と自宅で働く快適さについて考えるよう促しているのをよく見かけます。在宅という勤務形態はその状況を楽しむことができる人にとっては多くの利点があるのです!(※本記事の著者は米国に在住しています)

 ここで、自宅ではない場所で働いている場合の典型的な朝の状態を思い浮かべてみてください。午前5時半ごろには目をさまし、コーヒーを入れて、シャワーを浴び、朝食を食べて、服を着替えて家を出ます。そして定刻の8時には出社できるように、交通渋滞に耐えながら1時間かけて通勤します。

 これではうんざりすることもあるでしょう。在宅で仕事ができたら…と考えるかもしれません。その可能性に考えを巡らすと、非常にはっきりした3つの個人的な利点にすぐ気が付くはずです。

1) 家で仕事をするとなると、朝の行動をいくつかする必要がなくなり、ゆっくり起きることができます。その結果、睡眠時間が増え、それまで以上にしっかり休めます。

2)休息が以前より取れるだけでなく、交通渋滞に耐える必要がありません。これによって日々のストレスが減少します。

3)最後に、ガソリン代のことも忘れないようにしましょう。在宅勤務は懐にもやさしいのです。

 みなさんは(会社の部門的な方針の転換のためであれ、自分で事業を立ち上げることによってであれ)仕事の形態を在宅勤務に切り替えることが可能でしょうか。

 実は、在宅勤務には上でご紹介した個人的な利点に加えて職業人としての利点もあります。生産性が飛躍的に向上したときそのことに気が付くはずです。

 では、在宅で仕事をすることと生産性の向上には何か関係があるのでしょうか。その理由は単純です。

1)自宅の仕事場は静かで他に人がいません。そのため、同僚から邪魔されることなく仕事に集中できます。

2) 朝早く起きる必要がなくしっかり休めるおかげで、プロジェクトに集中できます。

3) 自宅の仕事場はよりくつろいだ、けれどもプロフェッショナルな環境が整っているので、オフィス固有のストレスにさらされることなく仕事ができます。

 在宅勤務の可能性を見ると、個人としても職業人としても、そのあり方に多くの利点があることがはっきりしています。精神的な緊張が緩和されると同時に生産性も向上するはずです!

※この記事はKey Organization Systems提供の記事を財経新聞が日本向けに翻訳・編集したものです。

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