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モバイル端末によって奪われる創造力
ある Anonymous Coward 曰く、
我々の創造力はモバイル端末によって吸い取られているのではないか、との ReadWrite Web のブログ記事が本家 /. 記事にて取り上げられている。
多くの研究や一般的な概念として、何もしない暇な時間がひらめきを生み創造性を潤わせてくれるとされている。しかし我々の手にあるのは iPhone などのスマートフォンだ。常に小さな画面に釘付けな我々の心は退屈になる暇がない。代償となるのは我々の創造性だ。
心理学者の Gary Marcus 教授によると、退屈とは脳が「何か違うことをやるべきだ」と知らせている状態とのこと。ただし何をするのが最適なのかまでは分かっていない場合もあり、料理やギターを弾くなどすることで満たされることもあるし、TV でも満たされてしまうとのこと。ただし TV の場合は長い目でみた場合は満たされていないという。スマホもこれと同じであり、列に並んでいる間にちょっとゲームをしたり Instagram を開いたりしても心は満たされない。
そしてメールを送ったりつぶやいたり、遊んだりして過ごしているこの暇つぶしの時間によって一人で考える時間は奪われてしまう。ぼんやり考えを巡らせることが無い我々の創造性は欠け、その潜在能力を発揮することが無くなってしまうのではないだろうか。
ちなみに英国の通信キャリア O2 が行った調査では、典型的なスマートフォンユーザの端末利用時間は 1 日あたり 2 時間とのこと。このストーリーをスマホで読んでいる /.er も多いのではないだろうか?
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創造性が最も低い時間は午後4時33分 2008年10月22日
※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
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