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ワーキングデート
時間を上手に管理するのに苦労しているとき、人は休み中も働くことがよくあります。しかし、今ではデートをする時間も見つけられない人がいるようです。そして、デート中にも仕事をする“ワーキングデート”がどんどん一般的になってきています。
そこでは、夕食を食べに行き、食事の間もノートパソコンを隣に置いて、デザートが来るとしばらくのあいだ目を離すといったことが行われます。こういう人たちはそうすることで、大量の仕事のせいでソーシャルライフがまったくないという状況を打破しようとしているのかもしれません。
弊社のタイムマネジメントセミナーの参加者の中にも、外に出て人に会ったりダンスを習ったりしてもっと広く楽しみたいと思いながらも、オフィスから身動きが取れないと感じている人をよく見かけます。
ウォールストリートジャーナルのスー・シャレンバーガー(Sue Shellenbarger)によると、このワーキングデートは相性テストにもなるようです。付き合っている二人のどちらか一方が相手より長時間働いている場合、その関係は長続きしない恐れがあるのです。
Match.comやTrue.comのような大手の出会い系サイトでは、人物説明の欄に通常の勤務時間を超えて働く必要があると感じているかもしれないそれらの人たちを示す“働き者”といった形容詞を目にすることがあるはずです。
ワーク・ライフ・バランスのこの問題における最大の課題は、生産性に重きが置かれているせいで二者間の本当の意味でのコミュニケーションが妨げられていると思われることです。
外で会って1、2時間話すだけで職場に戻る気になれるとしたら、誰かを本当によく知ることができるのでしょうか。個人的にはワーキングデートという考えには肯定的ですが、それもほどほどであれば、の話です。
働き過ぎることに対する自己嫌悪は、他にも仕事をしなければならない人が身近にいると少なくなる場合があります。たとえば、私は今これを飛行機の中で書いています。ちょうど一週間の休暇から帰ってきているところですが、空港で飛行機に乗るのを待っている間も、4時間のフライトの間も、私にとっては集中して後れを取り戻すチャンスなのです。
私は、見知らぬ人たちに囲まれた狭苦しい場所にいる間は個人的な話をするのを控えたいと思っているので、人が隣に座っていても仕事をするというのは一石二鳥の状態です。
しかし、夫は仕事でノートパソコンを持ち歩く必要がありません。そうすると、空港で落ち着いた時間が取れたときに私は夫を無視することに罪悪感を覚えるでしょうか。はい、感じるときもあります。反対に、もし自分がそうされる立場で、かつ相手と同じようなペースで働いておらず、さらにまだその人とデートをしている段階だったとしたら、ときには気分を害することもあったはずです。
もしあなたが今だれかと付き合っているのだとしたら、恋人と過ごしている時間にあなたがどのぐらい仕事をしているのか、知りたいものです。
※この記事はKey Organization Systems提供の記事を財経新聞が日本向けに翻訳・編集したものです。
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