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【銘柄診断】一六堂は最高値を窺う、高級外食産業株に「資産効果」思惑が波及も高安はマチマチ
<マーケットトーク>
一六堂<3366>(東1)は、4円高の510円と2日間の変わらずを含めて6営業日続伸して始まり、今年1月30日につけた東証第1部指定替え後の高値540円を窺っている。
「アベノミクス」による株高の「資産効果」を背景にした高額商品の販売拡大で百貨店株が、相次いで昨年来高値を更新する人気となっているが、この「資産効果」思惑が、高価格帯の居酒屋を展開する同社株にも波及、今年4月9日発表予定の2月期決算への期待を高めて割安株買いが増勢となっている。
同社株を含めた高級外食産業株は、柿安本店<2294>(JQS)が、前日比変わらずの1222円で寄り付き、ダイナック<2675>(東2)が、3円安の1082円と6営業日ぶりに小反落、ひらまつ<2764>(東1)が、17円安の654円と続落、ワイズテーブルコーポレーション<2798>(東マ)が、300円高の14万2000円と小反発するなど、配当落ちや利益確定売りも交錯し高安マチマチで始まっている。
一六堂は、客単価を5000円前後とする「天地旬鮮 八吉」などの和食居酒屋業態を中心に東京都内のビジネス街で店舗展開を進め、同業他社と差別化するとともに、食材調達でも漁港で鮮魚を直接買い付けることができる買参権を保有・活用してメニューの充実を図っている。
株価は、昨年12月10日に東証第1部に指定替えされ、目下決算集計中の2013年2月期の期末普通配当に指定替え記念配当4円を上乗せ、年間20円へ引き上げ株式分割権利落ち換算で実質増配したことも加わり、上場来高値540円まで買い進まれ、2月20日に実施した立会外分売(分売価格488円)が響いて472円まで下ぶれ500円台を出没している。PERは9倍台、PBRは0.9倍と割安であり、最高値抜けから一段の上値トライが続こう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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